トリプルヘッダー


2試合観戦というのは何度かあるが、3試合は初。
高円宮杯準決勝 横浜Mユース×三菱養和SCユース(国立)
・全体的に巧く、押しているのはマリノスなんだが、三菱養和の方はFW9番と右サイドアタッカー23番を中心に単発ながら鋭い攻めを見せて、その攻撃には「恐さ」があった。1−1のままPKになって、一度三菱がリードしたものの、二人バーに当ててしまい、マリノスユースが決勝進出。


高円宮杯準決勝 広島ユース×磐田ユース(国立)
既にトップでも点を取っている大崎を初めて観たが、タイプは小柄なドリブラーという一見日本中にいそうなタイプ。だが、最初のダッシュスピードが段違いに早いから少しマークが甘いと確実にDFを振り切り、シュートの精度、威力も大きい。試合が進むにつれて磐田が2人掛かりのマークを付けるようになって苦しみ、PKも外したけども、さすがのタレントだと思った。
PKの末磐田が決勝に行ったが、3トップ&激しいプレスという特徴がある分広島が勝っていればそのまま優勝してた気がする。磐田もロスタイムに追い付いたり粘りのある良いサッカーしてたけど、2試合観た直感ではマリノスが優勝すると思う。


■親善試合 日本×スコットランド(日産)
・後半半ば過ぎに、ひょっとして今日は3連続引分けかよと嫌な予感がしたが、勝って何より。
・スタメンはこれまでの控え選手+新戦力という事でコンビネーションが悪く、特に前半の攻撃は個々のインスピレーション頼みという感じ。
・その中でついに代表デビューした岩政の気合は伝わってきた。空中戦は殆ど競り勝ってたし。
・後半になると徐々にボールが回るようになったんだが、それだけに後半途中で森本と交代した前田が不憫でならない。前半などトップ独りでフォローも少なく孤立してただけに。
・先制はOGだったけども、駒野が代表であんな鋭いクロスを上げるのは初めて観た。あの時間帯は左サイドを使う事が多かったが、松井がパスを出してもクロスを上げるのは今野だったので、今野⇒駒野の交代は的を得てたと思う。
・まぁ相手もGKとCB2人以外聞いた事も無い面子ばかりだったけども、レギュラー組が欠けていたのはこちらも同じだったんで、その中で2−0で終われたのは良かった。
・川島は代表戦の度にGKの責任ではない(DFのミスor相手を誉めるしかない)失点を食らっていたので、今日の無失点で「南アフリカ後」、「楢崎、川口後」の第一人者を決める上で一歩抜け出したか。
・帰りにシンヨコの街を歩いてるとパグパイプorビール片手のスコットランド人達がちらほら。その昔02年に来たアイリッシュ達もそうだったが、英国系のサポーターはスタジアム外でも本当に面白い。基本的に彼らは国旗を横断幕に使うんだけど、スコットランドの聖アンドリュー旗、あるいはイングランド聖ジョージ旗が一面に飾られる様はシンプルだけど壮観だし、アウェー試合に集結して騒ぐのを見てるとどこか憎めない。