ブラジルW杯3次予選 日本×北朝鮮(埼スタ)


 デジャヴだよなぁ。本当に。6年半前の同じ埼スタでも同じ相手にロスタイムに決勝点(大黒様)だったし、3次予選という縛りならば、同じ緒戦に、同じ場所で、同じ様に終了間際の1−0勝ち(久保)。今日ハーフナーが投入された時は、第二の大黒来たかと思ったわ。ゴールは無かったけど、ハイボール攻撃が相当効いてたんで中東勢、東アジア勢には有効なオプションになるかも。
 痺れる展開だったけど、観ている方の焦りはというとあの05年2月の試合ほどでは無かった。あの試合も今日とほぼ同じ位置から観てたけど、ゴールシーン以外殆ど記憶に無い。それだけ緊張感に満ちた試合だったとも言えるし、それほどチャンスらしいチャンスも無かった試合とも言える。今日は詰めは甘かったにせよ最終ラインからの繋ぎとかチームの完成度はやはりドイツW杯予選当時から格段に上がってるし、内容的には当時以上に圧倒した試合だった。
 後は長谷部の奮闘が印象深い。本田不在ならば、と思ったかは分からないが、最近見せないドリブルでの仕掛けを何度も披露してチャンスを作り、停滞する流れを前に進めようという意志が伝わって来た。この男が主将で本当に良かった。キャプテンてプレーで引っ張るタイプと叱咤激励(闘将)タイプがいるけど、この人はその中間かな。

 これで次のウズベク戦に引き分け以上なら最終予選進出に大いに近付くが、その意味では大勝するより今日の様な勝ち方の方が良かったのかもしれない。不安視されてたCBも吉田が意地を見せてくれたし。まぁ結果が分かった後だからこそ言えるのだが。今blog書いてて“ブラジルW杯”という語を使った時などいよいよ予選始まったなという感じがするが、埼スタ終電帰りというのも含め、今日は至る所にデジャヴ感や懐かしさが。