J1第3節 横浜M×徳島(三ッ沢)


 ここ最近横浜駅経由で三ツ沢に行く時は渋滞を避けてタクシーを使ってしまうのだが、今日は直行バスを利用した。で、2人掛けの座席に座ると隣の男が見てくるので誰だと思ったら友人だったという(笑)社会人チームの試合が丁度マリノス戦と同時刻に陸上競技場で開催され、それで乗っていたらしい。横浜駅〜三ツ沢のバス道はいつも混んでいるので長く感じられるのだが、喋っているうちに着いてしまった。

 今まで主にマリノスの対戦相手やJ2の試合などで様々なチームを観てきたが、徳島は初めて。開幕2連敗、無得点だが監督小林氏は山形時代にマリノス相手に善戦していた記憶があるだけに油断ならないなと思っていたのだが、開始からほぼ一方的なマリノスペースだった。山形と対戦した当時(09〜10年)と違うのはチームとしての組織力だろうな。あの頃は監督も頻繁に代わって今ほど連携も無く、個々人で押し込むサッカーを上手く守られて足元を救われるパターンだったが、今は現監督3年目でほぼ基盤は出来上がっており、個人能力+組織で戦える。

 ゴールは時間の問題という展開が続いていたが、前半半ばに中村のFKを富澤が合わせてまず先制。後半にはFKを徳島GK松井が弾き損ねた所を栗原が折り返して伊藤翔ごっつぁんゴール、そして最後はゴール前の狭いエリア内で上手くパスを通して藤本がダメ押しと3−0快勝に終わった。徳島も前半と違って後半は開始早々やある時間帯には押し込む時間があったのだが、個人で何とかできるのはクレイトン・ドミンゲス(柏のレアンドロ・ドミンゲスの弟。激似。)と途中出場のドゥグラス位でシュートに持ち込むのも一苦労という感じ。

 藤本、伊藤は開幕に続くゴールだが、伊藤はゴールよりも前線で献身的に走り回っていたシーンが印象深い。想像だが、普段の練習からそうしないと使って貰えないのを叩き込まれてるのかなという気がする。今Jで点を取っている日本人FW(柿谷、工藤、豊田、佐藤、あとはドイツに行ったが大迫も)はこういう地道な動き方の習得がゴール量産に繋がったと思うので、伊藤もこのまま行けばこれでついに覚醒するかもしれない。

 今日は富澤のJ1100試合出場セレモニーが行われ、顔が似てるという理由で間寛平が呼ばれてたのだが、試合後のお立ち台にも登場していた。サッカーのイメージは無かったが、観客を巻き込む喋りはさすが関西のベテラン芸人の格だった。