ルヴァン杯GL 横浜M×新潟(三ツ沢)


 今日は前半20分頃に現地着。バスが丘を上っている時にマリノスの先制を知り、三ツ沢公園に着いてゲートを通った直後に中から聞こえるチャントの中で僅かな悲鳴とため息が耳に入ったので嫌な予感がしたらやはり新潟の同点ゴールだった。三ツ沢開催は開始に間に合わない事が多いが、前半に点が入って見逃す事もまた多い。

 今日は飯倉、喜田、扇原、松原等これまでのルヴァン杯メンバーから半分くらいレギュラー組を入れてきた布陣だったが、ボールはある程度テンポ良く回っていたと思う。サイドからのクロスもグラウンダーだったり色々工夫しているのは見て取れたのだが、やはり中の味方に合わず、前半観た時間においては流れの中からGKを脅かすシーンはあまりなかった。そんな中でやや遠い位置からFKのチャンスがあり、扇原がブレ球キックを沈めてマリノスが勝ち越し。先週土曜といい、今季はFKがよく決まるな。もちろん個々の練習の成果とは思うが、全体的にパスを出す時、受ける時の身体の入れ方、角度について相当細かいところまで指導されているのが覗えるので、こうしたセットプレーのキックも何かしらアドバイスなりはあるのかもしれない。
 前半はこのまま2-1で終わったが、新潟も防戦一方という訳では無く、何度かカウンターで裏を突いてチャンスを作っていて、扇原のFKの前には飛び出した飯倉の頭越しのシュートもあった(カバーに入った栗原が頭でクリア)。新潟の前線は田中達也高木善朗、ターレスとタレントは揃っていて、今日は特にターレスを観てみたかった。ブラジルの年代別代表経験もある逸材であると同時に問題児でもあるらしく、かなりのオーバーウェイトで来日したと。まぁ今日観た限りでも大分重そうで、リーグでもまだ1ゴールだが、鳥栖のイバルボを更に粗削りにしたようなプレースタイルで前線でボールを収められるので、監督が上手くコントロール出来れば大きな武器になるとは思った。

 後半はマリノスがボールを支配して押し込む時間が続き、新潟も中盤でボールを奪ってカウンターを狙うがマリノスがDFラインを高く上げてオフサイドを取ってチャンスを作らせず。ただ終盤になると田中達也矢野貴章(ターレスに代わって出場)がラインを抜け出すシーンが何度か有った。矢野はいつの間にかまたFWになっていたが、相変わらずの高さで栗原とのエアバトルは互角以上。またこの選手はスピードもあるのでラインを抜け出すプレーも出来る。一度左サイドを抜け出てシュートというシーンがあったがこれは枠を外した。
 マリノスは後半は前半より相手ゴールに近付くシーンは増えて枠内シュートも多かったのだが、新潟GK田口がセーブして追加点を奪えなかった。田口は去年はマリノスから藤枝にレンタルでそのまま契約満了となり、今季新潟に完全移籍。これが今季公式戦初出場だったが、決定機をよく防いでいた。ユース出身だし、地元で古巣相手に燃えた故かもしれないが、いいプレーだった。終盤にはウーゴも入れて3点目を取って試合を終わらせに行ったのだが、2-1のまま終わり。

 これで神戸とのプレーオフに進出してH&Aで勝ち上がればベスト8と。W杯でJ1が中断されるのでその間近隣のJ2、J3でも観に行こうかと思っていたが、ひとまず6/2(土)の神戸戦@三ツ沢は仮予約。時期的に雨が降らなければ良いが。