沖縄行(2日目)

  • 午前中

 朝は7:30より朝食。昨晩は外で夕食だったので同宿の人々とはここで事実上の初対面。ダイニングの大きなテーブルを皆で囲むように座って食事となる。

朝食

おかずも思ったよりボリュームあったが、特に味噌汁は具材が多く味もあっさり薄目で飲んだ翌朝には最適だった。
 旅程を考える際に2日目の夕方に石垣に戻る事も考えたが、それでは少し忙しないので連泊として、この日は終日島で過ごす。島内を巡る為の移動手段を確保する必要があるのだが、原付や電動自転車は予約で埋まっていて、結局普通の自転車に。

 9時過ぎに宿を出てまずは島の南部へ。

日本最南端の平和碑

ここから島内を反時計回りに移動したのだが、長く緩い坂が続いて地味にキツく、電動自転車を予約しなかったのを軽く後悔した。後から聞いたところによると、この傾斜を考慮して時計回りに巡るのがベストだったらしい。
 島内の集落は中央部に寄っており、外周路はひたすら畑や森、草原が続いていたのだが、目を引くのはヤギの多さ。

ヤギ達

こうしてロープで繋がれたヤギ達を至る所で目にした。そんな感じで島の南→東→北と回って途中港に寄りつつニシ浜へ。

ニシ浜

沖縄の方言ではニシは北を意味する為、ニシ浜=北浜となる。一説によればこの表現の違いは季節風に関係しているらしい。季節風の方角によって本土ではニシ=westを意味するようになったが、沖縄では北風なのでニシ=northの意になったとか。それはともかくこんな色をした海が存在する事が信じられなかったし、曇天でもその美しさが十分伝わって来た。遊泳道具は持ってなかったので、膝下まで浸かった程度だったが、後から聞いたところによるとすぐ沖ではウミガメも見られたらしい。

 この時点で11時を過ぎていた為、集落に戻って昼食。何軒か店はあったが、ここで初めてソーキそばとジューシーを食す。食後は宿に一旦戻って同宿の人達と会話しつつ、疲れも出てきたので一旦昼寝。この日は25度を越えていたが、部屋には涼しい風が吹いてエアコン要らず。

  • 午後

 14時過ぎに起きた後は再び自転車で島内を巡る。まずは同宿の人にお勧めされた黒糖あんみつにきなこの乗ったかき氷を食べ、島の西側へ。森の中を抜けた先にペー浜という浜辺がある。

ペー浜

午後になると雲も少し晴れて青空と日差しが出てくるようになったが、それがまた浜辺の美しさを際立たせていた。その後は再びニシ浜に行き、そこで偶々会社の先輩とも出くわすなど。それ以外にも前日一緒に飲んだ人たちや同宿者と道端で出くわす事も多く。すれ違い様に挨拶を交わしたり、前日同様に人との距離の近さをまた感じた。

 こうして夕方に宿に戻って夕食。

夕食

この宿の夕食はメインに肉、それに加えて刺身、副菜、デザートが付くというのが定番らしい。副菜はゴーヤチャンプルーでこれが主菜でも十分な程。

 夕食後は少し外に出て空を眺めたのだが、ある程度晴れていた午後と違って夜になると雲で覆われ全く空が見えず。聞いたところによるとこの時期は天候不安定で雨が降らずに陽が出るだけでも御の字ということで(去年のGWは雨続きだったらしい)、星を見るなら8月がベストとの事だった。宿に戻った後は同宿の人々と「ゆんたく」をば。ゆんたくとは「おしゃべり」を意味する方言で、ここでは主に離島の同宿人同士の酒盛りを指す。今回同宿した方々は波照間の常連もいれば、沖縄の離島を毎年巡っている人、日本の東西南北の先端を目指して旅している人、夫婦で世界中、日本中を巡っている人、アウトドア系YouTuberなど旅のスタイル、関わり方は様々で、話を聞くだけでも面白かった。

ゆんたく

自分も未踏スタジアム制覇と旅という特殊なスタイルだとは思うが、世の中には様々な旅へのスタンスがあるのだなと。今回は波照間に行く事(と観戦)しか考えてなかったが、同じ八重山諸島の石垣、西表等他の島も巡ってみたくなった。話している内に実は家が隣駅で驚いた、なんてこともあったな笑。そんな感じで0時過ぎまでお喋りしつつ、2日目が過ぎた。