九州行(2日目)

 今旅を計画するにあたり、法事の後は九州の未踏地に行こうと思って地図を眺めて目に留まったのが壱岐だった。対馬も考えたがその広さを考えるととても1日、2日で周り切れず、まずは福岡から近場のここかなと。移動手段としては飛行機もあるが、長崎空港からのみに限られ、船便は博多からも出ているのでこちらを利用。ジェットフォイルという高速船なので1時間程度で着く。
 初日の宿は博多港近くに取ったので朝は歩いて港へ。

高速船ヴィーナス

 9:25発で10:30過ぎには壱岐の芦辺港に到着。船旅というと6月の宮島は別としてGWの波照間旅でのゲロ酔いが思い起こされて身構えていたのだが、高速船だけに揺れは少なく安定しており、むしろ11年前に同じ博多港から同じ高速船で行った釜山旅を思い出したり。
 港には予約したレンタカーの車やスタッフさんも待機していて、店舗に行く事なくそのまま手続きして島内の周遊開始。まずは港から10分足らずの月讀神社を参拝し、その後は島を北上して北端の勝本港へ。そこの店で昼食を。

天刺定食

店に入ったのは12時前だったが、食べている途中に続々と客が来たのでタイミングが良かった。
食事後に港を散策しているとこんなポスターが。

Vファーレンポスター@壱岐

 壱岐って長崎県だったのね・・・。この日博多から船で行ったのもあるがてっきり福岡県or佐賀県だと思っていた。

 食事の後は南下して東端にあるビュースポットへ。

左京鼻

 その後は一支国博物館へ。魏志倭人伝に出てくる国々で特定されている数少ない場所がこの一支=壱岐という事でそれに合わせた展示と共に、発掘品を収蔵している様も見ることが出来たのは面白かった。この博物館は高台にあるが、↓の様な遺跡を見下ろせる場所にある。ここは一支国の中心地だったとの事。

原の辻遺跡

 その後は再び神社を幾つか巡りつつ、最後は山の上にある展望台から島を望む。

岳の辻展望台

 これらの写真からも分かるように、島内は鬱蒼とした森に覆われたエリアと平野部に分かれ、曇り空で時折雨がパラつく天候もあって緑が映えていた。20分分も運転すれば島の端々に行ける距離感ではあったが、色々回ってもう充分ということで車を返却。

 この日の宿は島の南西部にある郷ノ浦港近くに取ったが、近隣の神社を参拝した後夕食、のつもりだったが少し時間が早過ぎたのもあって空いている店は少なく、昼に海鮮を食べたばかりで夜もなぁというのと、壱岐牛などブランド牛を出す店も空いてなかったりで近くのうどん屋で食事を摂ってホテルに戻りそのまま就寝。