最終予選 日本×バーレーン(埼スタ)

 この試合は、試合の数日前から始まっていた。並びに行く為に、埼スタで夜を明かさねばならなかったので。ま、飛び入りで参加したのだが。3月とはいえ、夜の埼スタはかなり冷え込んだ。しかも照明落とされるし。途中怪談で暇潰ししていたのだが、一緒にいたナ○バがびびりまくっていたのが印象深い。
 無事朝を迎え、一路家路・・・ではなく、所属団体の予定で横浜へ。そこで一日中ホチキス止め作業で、マジで気が狂いそうだった・・・家に帰れたのは、前日に家を出てからちょうど24時間後であった。即爆睡。


 試合当日、半ば強制的に車出す事になったので、早朝出発。第3京浜を終えた辺りまではよかったが、そこからやはり大渋滞に巻き込まれる。それでも環七の途中で流れ始め、ようやく埼スタ着。春の青空は爽快だったが、これから始まる試合を考えると、なかなかそうは思えなかった。

 開門前、北朝鮮×イランの結果が伝えられる。イラン勝利。他会場は関係なく、バーレーンに勝てばいいのだが、試合前の緊張感で悲観論が頭を過ぎる。そんな中で試合が始まった。

 試合は、日本がチャンスを作ったシーンを殆ど覚えていない。というか試合内容自体覚えていない。あのオウンゴール以外決定的なチャンスはあったのだろうか?そしてピンチは?映像でも未だ観ていない。というか撮り忘れた。オウンゴール以外で覚えているのは、中田英が中盤でボールを持った時(別に珍しいプレーでもないのに何故か覚えている)とロスタイムに中村がトリッキーなプレーで相手ボールになりかけ、三都主が手を振り上げて怒っていたシーンだけ。とにかく、重苦しい雰囲気だった。俺はもうジーコがどうとか、海外組と国内組云々は関係無かった。とにかく勝利あるのみ、だったな。

 ようやく試合が終わり、力が抜けていくのを感じた。安堵感と、代表戦も当分観ることはないという寂しさで。30日に行われた試合、皆を送り、家に付いた頃には日付は変わっていた。その翌日には入社式だったんだよな〜。まさに最後の最後の大勝負だった訳だ。

 4月以降も何だかんだでサッカー観戦三昧なのは変わっていないが、この試合は、試合の重要性、個人的な事情、全て引っ包めて一番印象深い試合だったのは間違い無い。