06’年間表彰式

 バロンドールや、昨日のJリーグアウォーズ、FIFA最優秀選手etc 1年の終わりのこの時期は表彰のシーズンでもあるが、去年に続き、今年も代表を中心に勝手に表彰してみたい。


■年間ベストマッチ
vsサウジアラビア(○3−1 アジアカップ予選最終戦 2006.11.15@札幌)
※次点:vsドイツ(△2−2 親善試合 2006.5.30@レバークーゼン

選考ポイントは、試合の重要性。つまり公式戦>親善試合が基本。W杯直前のドイツ戦も候補だったが、最終的には引分だし、親善試合だったし、という事で次点。今年最大の公式戦であるW杯で1勝でもすれば即受賞だったのだがああいう結果に終わった訳で・・・。最終的には内容・結果共に充実していたこの今年最後の1戦こそベストだろう。


■年間ベストゴール
ブラジル戦玉田の先制点
※次点:ドイツ戦高原の2点目

これも難しい。インパクトだったらフィンランド戦の小笠原の超ロングシュートだが、選考ポイントは試合の重要性、相手の強さなので。後はドイツ戦の高原の2点目も素晴らしかったが、後が無いブラジル戦で一瞬でも夢を見させてくれたこのゴールを選ぶ事にする。玉田の事は今でもあまり好きではないが、あのゴールはスペースへの走り込み等、ゴールそのものを見てもなかなか難度の高いプレーであった。
今年の代表ゴールを思い出しながら気付いた事だが、ジーコ時代のゴールが主に個人の閃きもしくは即興的な連携によるゴールが多いのに対して、オシムになってからは複数が連動した“狙い通りの”ゴールが多い気がする。サウジ戦の我那覇の2点は特にそうだった。より強い相手にああいう流れるような連携で点が取れたらどれ程楽しい事だろうか。


■年間最優秀ヤングプレーヤー
本田圭祐(名古屋)
※次点:西川周作(大分)

本年より新設。こういう若手に贈られる賞は、その年齢の区分が悩ましい所だが、ここは単純に二十歳以下とする。今年ならば1986年生まれ以降。
86年生まれは他にも家長、枝村、ダブル青山等意外と(?)逸材揃いの世代で人によって選考は分かれるとは思うが、あの左足と強烈な個性に次代の日本サッカーを牽引するエネルギーを感じた本田にこの賞を贈りたい。86年世代に限らず、梅崎(87年)、内田(88年)と今年は例年に無く若手が台頭した年だった。


■年間MVP
中村俊輔(セルチック)
※次点:川口能活(磐田)

選考の基本はクラブと代表、両方での活躍度なのだが、代表に関しては監督が代わってメンバーがごっそり入れ代わったので、そこが難しかった。最終的には未だオシムには召集されていないものの、クラブでの活躍度から、というかマン・U相手にFK2発決めたインパクトで中村が2年連続受賞。川口はジーコオシムで選ばれ続け、しかも結果を出した貴重な一人だが、やっぱあのFK見せられるとねぇ。



今年はベストマッチを選ぶのに苦労した。来年は緒戦から日韓戦、そしてアジアカップと、聞いただけで燃えてくるような試合が続く。逆の意味で選ぶのに苦労するような1年であって欲しいものだ。