サッカー色々(12/2)

■今季の総括
 鹿島のサッカーは本当にバランスの取れていたけど、代表選手がA代表はゼロ、各年代代表に内田、興梠がいた位で、友達が言ってた通り、良い監督の下でしっかり練習時間を取ってチームを作れたのが最大の勝因だったと思う。だが来年もこの勢いが続くかと言うと、ACLとの掛け持ち+新代表監督が誰かを代表に呼んだりしたら、現状でも層は決して厚くないから厳しいんじゃないかね。仮にナカタコの復帰が決まったとしたら、今季の浦和における阿部のように複数ポジションをこなせるだけにかなり効果的とは思うけど。
 浦和は本当にガス欠としか言いようが無いな。清水戦のスコアレスドローまでは想定内だったんだろうけど、鹿島戦が誤算だった。結果的にあの試合に引き分けていたらその時点で優勝してた訳だし。その意味では勝った鹿島はその時点で優勝者たる資格があったいう事も言えるのだが。

 この敗戦でクラブ内外は一時的な混乱状態、――EURO予選で敗退直後のイングランドみたく、戦犯探し、監督批判、フロント批判他――に陥る可能性があるが、このクラブの恐ろしい所はこれまでにこうした逆境すらクラブの強化・発展におけるある種の転換点にしてきている点だ。多分来季に向けては日本人、外国人を問わずレギュラークラスを補強するだろうし。それを可能にするのは資金力であり、結果に対するプレッシャーの大きさ(≒アンチを含む浦和の結果に対して反応する者の多さ)であって、まさにそういう力を持つのがビッククラブなのだろうと思う。極端な言い方をすれば、他サポから(直接対決を除いて)勝とうが負けようがどうでも良いと思われているチームというのは、結果も常に“それなり”で終わる。来季も優勝争いに絡むのは間違いない。
 まぁーACLを戦うクラブは来季もコンディション調整に苦労するだろうし、となると鹿島、浦和、G大阪以外にも全くのノーチャンスでも無くなる訳で、他クラブのモチベーションを高めたり、1つのクラブに覇権が集中しにくいこの状況は歓迎すべき事ではあるが。



■EURO2008本大会組分け
グループA:スイス、チェコポルトガル、トルコ
グループB:オーストリアクロアチア、ドイツ、ポーランド
グループC:オランダ、イタリア、ルーマニア、フランス
グループD:ギリシャスウェーデン、スペイン、ロシア


 ドイツはW杯予選といい最近くじ運強いな。C組は・・・ルーマニアには心から同情したい。