ナビスコ杯準々決勝第2戦 横浜M×G大阪(三ツ沢)


 先制され、2試合トータルで追い付かれたた直後のあの状況で直接FKを決める精神力は大したものだ。それまでに佐々木や下平がFKを外していた中で今度こそ俺に蹴らせろという感じで蹴ったら決めた。同じ様な距離から蹴るチャンスが何度かありながら決める事が出来なかったもう一人の10番とは能力自体にそれ程差が有るとは思わないが、どちらがよりプロかと言われれば二川だろうな。超強引にドイツに例えるなら、二川=(どんな大会でも一定の結果を残す)へスラー、山瀬=(いつも代表では期待を裏切る)メラーみたいな笑。

 それ以外ではガンバの『繋ぎ』が印象的だった。それが足であれ、頭であれ、胸であれ、ボールを受けた時には既にパスを出す体勢になってる。マリノスの中澤、松田は空中戦ではほぼ勝つのだが、頭で跳ね返した先には大抵ガンバの選手がいるのとは対照的に。数値だけ見るとシュート数でもCK数でもマリノスが圧倒しているが、それはあまり試合を反映していない。今日はガンバが同点に追い付いた時点でマリノスはあと2点が必要で、必然的にマリノスは前に出て、ガンバは無理に攻めずカウンターを狙う展開となった。土曜は土曜で通常のリーグ戦なので、また違う展開になるはず。今日の様子だと遠藤は頭から出てくる可能性高し。ボールに触れれば触れるほどにいつの間にやらガンバのリズムになっていく存在感はさすがだった。これがU23と融合してればなーなんて今更痛感。

 今日の写真は12本もあったのに中澤が枠を外したの以外まるでゴールの匂いがしなかったマリノスコーナーキック。中澤が代表であれだけ決めるのを考えたらやっぱキッカーだな。今日ベンチ入りしてた狩野は面白そうだが。