2日目はまた京都に戻り、まずは初めて行く伏見稲荷へ。JRで京都から2駅目のすぐ目の前にあるので思ったより交通の便が良い。千本鳥居を潜って取り敢えずお御籤を引いたら大吉だったので今日はこれ以降くじは引かない事に決めた。
相当暑かったが、鳥居の中は涼しかった。
予定ではそのまま北上して途中の名所を回るつもりだったが、京都は交通がバス中心で伏見稲荷からはどう行くべきか、京都駅まで戻るか考えたが、近くに京阪電車が走っている事を知り、そこから七条駅で降りて三十三間堂へ。過去の記憶だと名所と名所が点で繋がれているだけで位置感覚(面としての記憶)が殆ど無いに等しいのだが、自分で回る今回はそれを補完する意味もあり。
三十三間堂は“何度でも行きたい場所”の1つ。中学時代に初めて行ってからこれでもう3〜4回目だが、圧倒的な数の仏像には何度見ても飽きる事が無い。神将像は日本語より英語の方が解説が充実(長い)してるのが謎だが、これらの像の由来や名称がヒンドゥー教やサンスクリット語から来てる辺りは、古代の交流が実感できて面白い。
3連休、祇園祭、欧米のバカンスシーズンと重なって京都はどこも相当な人出だったのだが、ここはあまり人が多く無く静かだった。
その後はバスで清水寺に向かい、かの有名な本堂や音羽の瀧を巡ったのだが、その後で歩いた清水坂、二年坂がなかなか趣があって良し。
最後はバスで銀閣まで行くと決めていたのだが、途中の車窓から八坂神社や祇園、平安神宮の様子を見てかなり下車すべきか心が揺らいだが、我慢して東山へ。ここはおそらく2度目だが、やはり金閣よりここの落ち着いた佇まいが心に響く。
後は帰るのみとなったが、途中祇園〜清水寺付近の渋滞で京都駅に着いたのは新幹線の発車10分前という慌ただしさ。お陰で土産もロクに買えずに帰る羽目となったが、短い時間で(自分にとっての)要所を回れたので満足している。