J1第20節 横浜M×鳥栖(三ツ沢)


 先日の大分戦も相当な混み具合だったが、夏休みの今節はそれ以上。滅多に埋まらないメインスタンドもほぼ満席で、観衆13427人とほぼ収容能力限界の入りだった。
 今日の鳥栖は3人のGKが全員負傷してしまい、急遽特別指定で福岡大GK藤嶋が出場し、控えGK無しという異例の事態。結果的に2失点してしまったが、中村のループ気味バックヘッド、マルキーニョスのゴール前オーバーヘッドとGKからするとノーチャンスのゴラッソで、それ以外はDF陣のフォローもあってよく防いでいた。大学最高のGKという事だったが、体幹がしっかりしていて身体能力に恵まれたタイプ。大津高出身でU16代表経験もあるらしい。GKは滅多に替わらない分、こういう巡り合わせも重要と思うので、この名を忘れないでおく。

 マリノスドゥトラが明日40歳を迎えるという事で来場者にドゥトラ面が配られたりしたのだが、この年齢で本当によく動いているとは思うのだが、ここ数試合はパスミスが目立ち、相手に狙われるパターンが増えているのも事実。まぁこれはポジションを奪えない他の選手の問題とも言えるのだが。例えば今日鳥栖で出場した金井(レンタル中)とか比嘉とか。比嘉はそのキャラで話題になる事が大半だが、そういう要素抜きに言えば、大卒2年目でベンチにも入れないのは厳しいな。
 試合展開としては今日もほぼ試合を支配して前半1−0で折り返しながら、後半は動きが落ちて同点に追い付かれた。ここまでは柏、湘南の2試合と同じなのだが、今日は残り15分で先程述べたマルキーニョスのオーバーヘッドで勝ち越す粘り強さがあった。ベテランの多さは運動量の低下とか、試合展開を読み過ぎてリスク覚悟の思い切りの良さに欠けるというデメリットもあるが、リードした終盤に落ち着いて時間を使ったり、相手の隙を逃さない強かさと言うメリットもある。今日はそのメリットが上回った試合だった。

 三ツ沢から帰りに横浜に出る時はいつも歩くのだが、例によってアプリで測ったら、公園入口から横浜駅まで約2.1kmと意外に短かった。今日は三ツ沢でマリノス戦、浜スタで湘南乃風LIVE、八景島で花火、そして日産でサザンLIVEという横浜の夏イベントてんこ盛りという一日だったが、個人的には帰りにサザン帰りの客とバッティングするのを懸念していた。横浜で飯食って23時頃に浜線に乗ったのだが、あの時間帯でもそれなりに人がいて、菊名駅ではホーム上を担架で運ばれる人も目撃した。菊名の東横乗換えはやはり日産のイベントを捌ける規模では無いな。改築するという話も数年前に聞いたきり進展が無い。