例によって友人宅で仙台戦を視聴。試合通じてシュート数が5−5という非常に渋い試合だった。
見ていて思うのはマリノスとベガルタは非常によく似たチームだなと。試合内容も、互いに相手がボールを持ったらすぐに引いてブロックを作り、カウンターを繰り出す辺りは全く同じだったし、個々人を比べてもタイプの似通った選手が多い。例えば
・菅井×ドゥトラ(攻撃的SB)
・角田×富澤(中盤の潰し屋兼バランサー)
・梁×中村(司令塔)
など。こうなると両チームともCBは繋ぎよりも高さ、強さを強調するタイプだったし、両GKの林と榎本も何だか顔が似ているように見えてくる。まぁ兄弟とまでは言わないが親戚ぐらいの(笑)更に言うと、もし出停だった齋藤がいれば、仙台の太田や佐々木とドリブルでサイドアタックを競っていただろう。
であるから0−0というのもある意味必然だったのかもしれないが、視ていて特に印象付けられたのは仙台の角田だった。中盤のフィルター役としての激しいプレーも勿論だが、単なる削り屋に止まらず、パスを受けてから焦らず落ち着いて周囲に捌くプレーはベガルタにおいてまさにマリノスにおける富澤と同等の重要性を持つ事を伺わせた。今年で30歳になるが、あと5歳若かったら細貝と長谷部の長所を併せ持つMFとして代表に定着し、海外でプレーしていただろうと思う。
ユアスタでのこのカードは去年まで3年連続で現地観戦していたのだが、どれも暑い夏の夜の試合だった。今日みたいな初秋の午後というのも興味深かったが、それは来週に取っておくという事で。