■仙台行
先月の京都・大阪(C大阪戦)、先々週の徳島・香川(徳島戦)に続くアウェイツアー最後は2年ぶりの仙台行。行きは7時半東京発の新幹線の指定を押さえていたのだが、東京駅に着くのが遅れてその列車を逃す事案が発生した。駅員に聞いたら後続列車の自由席ならそのまま乗れるという事でどうにかなりはしたのだが、東北新幹線は東海道と違って全席指定のはやぶさという存在がある為、結局次々発まで待つ事になった。
前回の仙台行は2年前だが、その時は山形に向かって山寺を巡ってからの仙台入りだった。その前年(震災の年)は日帰りで仙台市内を少し回った程度だったので、今回は4年ぶりに松島、そして塩釜に行ってみたく、まずは松島へ。
松島に着いてまずは部署の先輩に教えて貰った牡蠣カレーパンを食した。その先輩(レッズサポらしい)は最近仙台の部署から異動してきたので、事前に色々情報を提供して貰ったのだが、その人が松島に行ったらこれを食べろという事だったので。まさに牡蠣が丸ごと1つ入ったカレーパンで、まぁ松島=牡蠣が有名だから半ば強引に作ってみました、てな感じなのかと思っていたら、カレーのルーが本格的に煮込んであって予想外に美味かった。
その後は瑞巌寺や五大堂を見て、塩釜行きの遊覧船に乗船した。
松島で船に乗るのは中1の時以来のはずだからまさに20年ぶり。今回は塩釜に行ってみたく、ルートを検討した結果こうなった。約50分ほどの船旅で、随時船内放送で周囲の名所を解説してくれたりもしつつ、塩釜着。塩釜港には仮設の店舗が連なる復興市場があるのだが、そこで遅い昼食を。塩釜と言ったら寿司を始め海鮮物なので、昼はここと決めていた。地元のおばさん方が運営する店で選んだのはおまかせ丼という海鮮丼。美味い。
予定ではこの後仙台に戻るはずだったが、まだ試合までは時間があったので、せっかくなので塩竃神社に行く事にした。港から徒歩約20分。知っているのは名前位だったのだが、表参道に着くと約200段の石段がお出迎え。これは予想外だった。まぁ食後の運動と言う事で(笑)
参拝後は内陸側にある東北本線の塩釜駅(仙石線の本塩釜駅とほぼ等距離)まで歩いて仙台へ。
■試合
今回はいつもの観戦仲間である友人と、仙台勤務のその友人の前職の後輩(前回のユアスタでも一緒に観戦)、そして同じく仙台に勤務している別の友人の姉(フットサル等で何度かお会いしている)という面白い組み合わせだった。
ユアスタでのマリノスは負けはしないものの、引き分けが多く勝つ時は最少得点差という事が多い。この試合はラフィーニャ、齋藤が怪我と言う事で勝点1で御の字と思っていたが、序盤からやや押し気味で試合を進める。そして前半半ばにCKから栗原がヘッドで先制。この流れは好調時のマリノスの典型で、このまま1−0もしくはカウンターで追加点奪って2−0勝利も有り得るなと思っていたのだが、仙台も単発的にではあるがチャンスは作りだし、そして前半30分頃に、左からのクロスをGK榎本がこぼし、それを拾って中に折り返したボールを菅井が押し込んで同点。菅井はDFだけど相変わらず『何故そこにいる』というゴールが多いな(笑)
後半もお互いに相手を押さえながら隙を伺い、攻め合うというとても充実した試合内容だった。マリノス勝利、仙台勝利、引き分けの可能性が三等分された試合、とでも言えるだろうか。後半の仙台は赤嶺、新加入の野沢とマリノスキラーを次々に投入してきて勝利を目指し、何度か決定機を迎えたものの、榎本がストップ。今日の榎本は失点に繋がったポロリを除けば素晴らしいセービングだった。そしてアディショナルタイムのCK、中村が蹴ったボールはニアのマリノスの選手を越して、その後ろにいた下平(!)が合わせて2−1。そして試合終了。
これでマリノスは3連勝。引き分け続きだった時は勝点1のマイナスの意味での重み(例えば3戦3分は1勝2敗と同勝点)を感じたものだが、それ故に勝利の勝点3の大きさを実感する。決して内容は良くないもののセットプレーで勝つ、というのは好調である証と言えるかな。ただ、来週のナビスコ杯はあのネルシーニョの柏なので、そう言った『勢い』とか『流れ』と言った不確定要素に頼るのは危険ではあるが。
試合後は国分町で地酒など色々と。