NZ戦

【国立代表戦の思い出】
観戦試合に限ると、印象深いのはやっぱ雨の試合なんだよな。屋根無しスタジアムで雨に打たれながら(震えながら)の観戦というインパクトは忘れ難い。後はA代表より世代別代表の方がよく覚えている。アテネ五輪予選は日本ラウンド第2〜3戦は国立だったが、埼スタでの緒戦に敗れた後での第2戦は押し込みながらワンチャンスで同点にされるもだがその直後に大久保のヘッドで勝ち越し、最終戦は3−0快勝で出場権獲得。そう言えば最終戦も終始小雨の降る一日だった。

【雑感集】
・ここ最近、ホームの代表戦は特に格下相手には開始早々に点を取る事が多い気がする。来日してコンディションが整って無い相手だから、という面もあるだろうが、それは昔から変わらないし、日本も海外組が増えて移動の負担に昔ほど差は無い。やはり日本のレベルが上がった事、ここ数年メンバーがある程度固まっていて連携が出来ている面はあるだろうな。

・守備を見ていると、せっかく2〜3人で囲んでもボールを奪い切れなかったり、奪ってもそこからパスミス等ですぐ奪い返される場面が非常に多い。それも自陣ゴール近くで。1失点目はクリアが味方に当たって相手の目の前に転がったという不運な面もあったが、自ゴール前でああいうプレーが出てしまう事が象徴的でもあり。個々の守備能力というよりチームとしてのボールの奪い方の問題なんじゃないかね。個々の選手は攻撃の選手でも(殊に海外組は)1対1でも当たり負けしないプレーを見せているだけに。

・今日のスタメンからするとやはりザックの中では長谷部、遠藤に続くのは山口であって細貝では無いんだろうな。スタメンで起用するなら代表のパスサッカーに対応できる技術を持つ山口、と。細貝は途中出場して試合を終わらす役としては貴重ではあるのだが。ヘルタで試合出てる分、ボール狩りの迫力は更に増してる。思うにもし岡田時代の代表(のようなサッカー)なら、スタメンを張れたはず。

・少し前まで豪華絢爛に思われた2列目が意外と薄くなってる。本田は本調子でなく、香川は出番に恵まれず、清武もレギュラーだけど昨季ほどインパクトを見せられず、乾は代表から遠ざかってしまった。好調なのがクラブで1トップに座する岡崎というのも皮肉と言うか。それだけに今日の齋藤はそこそこ良かったけど、あのシュートチャンスの内1つは決めておきたい所だった。この状況だと最後の最後で宇佐美招集あるかな。復帰して去年ぐらいのペースでゴールを量産すれば、もしかしたら。

・今は長谷部、内田が怪我という状況だが、これだけ海外組が増えるとこういうリスクは常にあり、レギュラークラスが直前の怪我で本大会出場を断念、という他国の話と思っていた事態がいつか起こり得ることを覚悟した方が良いかもしれない。

・これでザキオカは代表38点で原博美氏に並んで歴代3位。釜本80、カズ55まで道は長いが少しでも近付いて欲しい。代表選手を戦国武将に例えた面白いコピペがあって、本田=信長(敵も多いがカリスマ性で時代を切り拓く戦国の覇王)、長友=秀吉(戦国一の出世者にして人たらしの天才)、遠藤=家康(若き日は辛酸を嘗めたが辛抱強く耐えて最後に生き残った。)とかなかなか的を得てるなと思った中でこの人は前田利家(信長、秀吉とほぼ同世代ながら忠実な部下であり、勇猛果敢な武将)というのがまた的確過ぎて笑った。他に柿谷=森蘭丸(美男子)、大迫=伊達正宗(遅れてきた英雄)なんてのも秀逸だった。

キプロス戦は是非行きたい。

【追記】
 原博美氏は37ゴールだった。てことで岡崎は歴代単独3位。