ブラジルW杯展望6(ベルギー)

 丁度12年前は日韓大会のロシア戦だった。そしてその5日前、6/4はベルギー戦。何故か日韓大会の日本戦日程は今でも頭に残っている。今日はそのベルギーを。

1978:ヴァン・ブイテン
1979:
1980:
1981:
1982:
1983:
1984
―――――――――――――――――――↑今年30歳↑―――――――――――――――――――
1985:ロンバーツ、シマン、ボシュト、ヴェルメーレン
1986:コンパニ
1987:ウェルトンゲン、メルテンスデンベレミララス、ヴァンデン・ボーア、フェライニ
1988:デフール、ミニョレヴィツェル
1989:アンデルワイレルド、シャドリ
1990:
1991:
1992:クルトワ
1993:ルカク
1994:
1995:ヤヌザイ、オリジ

 まぁ綺麗に分かれたな(笑)丁度30歳が黄金世代と低迷期の世代の境界と言う事か。殆どのメンバーは10代の頃からA代表に入っていて、その若いイメージが強いので、コンパニ、ヴェルメーレンがそろそろ三十路が見える年頃なのが意外な気もする。大ベテランのヴァン・ブイテンはチームの纏め役兼バックアッパーという役割か。この歳でバイエルンでそこそこ試合に出てるメンバーをバックアップに置けるのは貴重。
 ただ、メンバーの豪華さやヤヌザイがベルギー入りした話題性もあって前評判は高いが、どうも強さを感じないというか、選手個々人の能力が単純に足し算されただけという印象が有る。能力が足し算されるだけでも十分ではあるのだが、いわゆる強豪国(ベスト4以上を狙える国)というのは個々の能力の高さを合わせた以上のチームプレーを見せる事が出来る。スペイン然り、乗った時のドイツ然り、後はタレント不足を戦術で補うイタリア然りで。日本との試合の印象が強いせいかもしれないが、攻撃ではアザール以外あまり怖さを感じなかった。これで3〜4人が連動したパスワークを仕掛けたり、SBが攻め上がる事による攻撃の厚みが加わったら違うと思うが、ベルギーの4バックはCBタイプを4人並べる形であまり攻撃面は期待出来ない。このCB陣は本当に豪華で、オランダなら全員即レギュラーだと思うが、逆に監督についてはオランダの方が層が厚いので、そこそこ名の知れたオランダ人の誰か一人でも呼べばヴィルモッツより良いサッカーをする気がする。
 ベルギーの入るH組は勝ち上がるとドイツ、ポルトガルのG組と当たる。ガーナ、アメリカが来たとしても勝ち抜けるかどうか五分五分と言った所で、成績はベスト16、良くてベスト8かな。