第3戦後

デジャブというか歴史は繰り返すというか。

【2006】
豪州       ●1-3
クロアチア   △0-0
ブラジル     ●1-4
【2014】
コートジボワール●1-2
ギリシャ     △0-0
コロンビア   ●1-4

 緒戦は逆転負け、2戦目は欧州勢、3戦目が既に突破を決めていた黄色ユニの南米勢というのは同じ。更に言うと緒戦、第2戦はドイツでは昼間の猛暑、今回は大雨という中での試合を経て最終戦にようやく(比較的)まともな天候、時間帯というのも記憶が重なる。

 試合終盤に出番無くピッチを見つめる遠藤の姿を視て、ドイツで出場機会の無かった唯一のフィールドプレーヤーだったのを思い出した。ドイツの後オシム〜岡田〜ザッケローニと8年間常に主力を張って代表歴代最高試合数を更新するまでになった後、巡り巡って再び同じ場所に還ってきた―――そんな切なさが。おそらくこれで代表を去る事になるだろうから、あの79年度生まれの黄金世代もついに代表から姿を消す訳か。言い換えれば新しい時代の始まりとも言える訳だが。

 2位突破なら決勝トーナメントはコスタリカだったからこんな千載一遇のチャンスは無いと思っていた。試合後すぐにTVを消し、結局もう1枠はコートジボワールかと思って大会サイトを見たらギリシャとあって驚いた。ロスタイムにPKで勝ち越したのか。益々緒戦が悔やまれる。