シンガポール〜新国立

 先日のブラジル戦の会場は新しく出来たシンガポールのナショナルスタジアムで開催された訳だが、このスタジアムの外観は半球状でどこか大分銀行ドームを思わせるものの、スタンドは可動式で球技と陸上競技に対応可能な形式らしい。
 要は球技開催時はスタンドが前に出るという事なのだが、実際にはメイン/バックスタンドはともかく、両ゴール裏には広大なスペースが広がっていた。

 やはり簡単にスタンド稼働式と言っても陸上競技、球技の双方の観戦条件を満たすデザインは難しいものだと思いつつ、ふと同時に例の新国立競技場も思い出した。↓は球技開催時のデザイン

見ると奥側のゴール裏はスタンドがピッチ傍までせり出すように描いているが、手前を見ると随分スペースがある。両ゴール裏でスタンドの動き方が異なるデザインなど考えにくく、やはり実際はシンガポールのスタジアムの様にゴール裏が広く空いた状態になるのだろう。
 未だに現行スタジアムの取り壊し作業が始まっていない状況だが、ここが落成した暁には埼スタに代わってW杯予選など重要な試合が開催される事が予想されるので(19年完成だからロシアW杯後か。)、少し早目に落成後のイメージをば。