昇格PO

 いやー山岸のゴールはフィールドプレーヤーかと見紛うような綺麗なシュートだったな。GKが最後に上がってCKで決めるのはごく稀にあるが、大体混戦の中を押し込む形だけに尚更。ちなみにだが時間帯、シュートの軌道からあのドーハイラク戦の失点を思い出してしまった。イラク戦のはショートコーナーからのクロスだったが。キッカーの石川はあのナイジェリアワールドユースメンバーだが、左足の精度は未だ衰えずと言ったところか。

 山形がこのまま勢いで上がりそうな匂いが漂うが、もしそうなったら大分、徳島とPO制度開始以来全て6位チームの昇格になる。やはりPOで重要なのは44試合総合しての順位よりも直近のチーム状況なんだろうな。山形はこの試合の前までカップ戦含めた直近5試合で4勝1敗、千葉は2勝1分2敗。しかも千葉が勝ったのはJ2下位2チーム(讃岐、富山)で、リーグで磐田に引き分け、松本に敗戦、天皇杯で山形に敗れるなど、J2上位相手には分が悪い。引き分けでもOKとは言え、そう簡単に行かないのは過去のPO、そして今日の試合をを見ても明らかな訳で。ここまで来ると上位は引き分けでOKというルールそのものが上位にとってのハンデになっている気もするな(苦笑)

 磐田はまた来年もJ2となるが、ここを見ているとドイツのボルシアMGと被る。このチームは70年代にネッツァー、フォクツ、ハインケスら代表クラスの選手を擁してバイエルンと2強時代を形成したものの、街、スタジアムの規模が大きく無かったのもあって後釜を確保出来ず競争力を失い、徐々にバイエルンに差を付けられていった。ここ最近はELに出場するなど復活して来ているが、80年代以降中位低迷して降格も経験した中でようやくという状況。それが磐田と言う人口16万規模の都市で90年代半ばから00年代初頭にかけて優秀な選手、監督を揃えてJを席巻したものの、その選手達が歳を重ねて衰えると共に徐々にタイトルから遠ざかった磐田と重なる。磐田と言えば華麗なパスサッカーで、今でも新監督が就任する度に『あのサッカーよもう一度』となるが、そういうサッカーで結果を出すには優秀な選手(勿論監督も。)が揃って初めて可能であり、近年のこのチームの選手はかつてほどのレベルには無いという現実を直視してないように見える。そう言えば新潟の柳下氏は磐田でここ10年唯一のタイトルを獲った人だが(2010年のナビスコ杯)、この人はヤマハ時代からの生え抜きながらそのサッカースタイルが磐田のそれと相容れない為に辞めざるを得なかった。表向きはACL出場権獲得失敗の為、と言う事になっているが、その目標も当時の磐田には既に過大だったと思う。昨日の新潟のサッカーを見る限り、それが今の状況を招いた分岐点だったかな。

 PO決勝は12/7@味スタか。前日も味スタに行く予定なのでもし行くなら2日連続になるが。

※書いた後気付いたが、去年の徳島はJ2で4位だった。まぁ3位がすんなり昇格出来ないジンクスは継続と言う事で。