J2第29節 東京V×大分(味スタ)


 J1は日曜開催だし今日は近場のJ2の試合でも行くかなと味スタへ。何故か今月の旅行でヴェルディのアウェイ戦とニアミスしてたので(8/4はその前週に西京極、8/11は行った当日にモンテディオとの試合)、これも何かの縁かなと。ヴェルディサポの友人にも会えればと思ってホームゴール裏を訪問しようかと思っていたら、偶然にもゲートを入ってすぐの場所に立っていた(笑)

 両チームとも情報は大分が2位、ヴェルディが6位と上位を伺う位置にいる事くらいしか把握してなかったのだが、ヴェルディのスタメンには元マリノス、というかマリノスユース出身が2名いた。奈良輪と佐藤優平。奈良輪は湘南、佐藤は山形で情報が止まっていた。今日はベンチ入りしなかったが比嘉もいるし、中澤や先日移籍したばかりの畠中といい、この両チームは昔から意外と選手の行き来が多い。また大分にも松本怜が健在だった。
 試合は前半はやや大分ペース。ヴェルディはボールを後ろから丁寧に繋いで攻めようとするもののスピードに欠けるのでブロックで守る大分を崩せず、大分がボールを奪ってカウンターでヴェルディゴール前まで侵入する場面が目立った。大分の監督は片野坂氏だが、ヘッドコーチとして広島、G大阪のリーグ優勝に貢献し、監督初挑戦がJ3降格した大分という難しい状況の中で初年度にJ3優勝→J2昇格、翌年はJ2で9位、そして今年は28節終了時点で2位と着実に順位を上げている。この人もまた多くの指導者を生み出してきた90年代前半のサンフレッチェメンバーの一人。今季J1昇格するかは分からないが、近い将来必ずJ1のベンチに座っている人だと思う。更にその先ーーーカタールW杯以降の代表スタッフの可能性もある。例えば2024年パリ五輪代表監督とか。大分ベンチを見ていたら結構熱い人の様で、試合中コーチングエリアに立って指示を送っている時間が多かったのだが、後半はエリア外に出て第4の主審に注意されていたりもした(笑)
 後半はヴェルディが押し返して幾つかチャンスを作るようになった。前半やや手詰まりになってもブレずにボールを繋いで徐々に流れを引き寄せる辺りはロティーナの指導が行き届いているのかな。ヴェルディの前目のポジションの日本人選手は小柄でドリブルに優れた選手が多いが、中でもガンバから移籍してきた泉澤のドリブルのキレは頭一つ抜けていた。エリア内でも果敢に仕掛けて相手を置き去りにしていただけに、それがゴールに結び付かなかったのは残念。
 試合はそのまま0-0で終わった。バクスタ中央付近に座っていたが、本当にヴェルディが好きな人が多く、それは一つ一つのプレーに対するリアクションの大きさで明らかだった。いいチームだったし、(それだけにこのタイミングで畠中を引き抜かれたのは痛いはずだが)、来季J1に上がるチャンスは十分ある。J2はまだ2/3を終えたばかりでこれからが佳境だし、今節も首位松本がホームで2位町田に敗れたりと7位福岡辺りまでは自動昇格、PO圏内なら11位山形ぐらいまで可能性はある(※ただし町田はJ1ライセンスを持たないので順位がどうあれ昇格出来ない)。

 帰りはいつも通り西調布まで歩いて帰宅。