最終節前展望

■優勝争い

     勝点/得失差/総得点/最終節の相手
1G大阪 62 /+28 /59 /徳島(A)
2浦和  62 /+21 /51 /名古屋(H)
3鹿島  60 /+26 /64 /鳥栖(H)

 優勝の可能性があるのはこの3チーム。順位と最終節の相手を考えればガンバだが、すんなり行くとは思えないんだよな。今季あまりに予想通りのシーズンを過ごした徳島が最後に一発かましてくれるような気がしてならない。08年には浦和が最終戦で断トツ最下位の横浜FCに負けて優勝を逃した例もある。
 では優勝は2位の浦和かと言うと、ここ数試合2点以上取れず得点力不足に苦しむ一方で、次の相手名古屋はここ5戦2勝3分、2ゴール以上をコンスタントに上げており、勝点3はホームとは言え難しいように思う。
 という事で半分期待込みではあるが、ガンバと浦和が△or●、鹿島○で逆転の可能性は結構あると思う。鹿島からすれば得失差も逆転不可能な数字ではなく、総得点では優位に立っている。前節に残留争いで勝負をかけてきたセレッソに対してアウェイで4ゴールを奪って返り討ちにした底力というか、ここぞという時の集中力、勝負強さはさすがだ。思えば08年に浦和を最後に抜いて優勝したのもここだった。


■残留争い

     勝点/得失差/総得点/最終節の相手
15清水 35 /-18 /42 /甲府(H)<-------------残留ライン------------->
16大宮 32 /-18 /42 /C大阪(H)

 勝点は3差あるが、得点、失点の数が何と全く同じで必然的に得失差も同じ。大宮としては得失差、総得点を考慮せずとにかくシンプルに勝利を目指せば良いということになる。どのみち清水が敗れる他生き残る道はないのだから。一方の清水は引き分け以上で残留確定だが、甲府の堅守に無得点の時間が続くと、後半にカウンターで足元をすくわれる危険性がある。
 ただ、今季の大宮は例年と違っていつもの終盤の粘りが無い。それまで負け無しだったNACK5でのマリノス戦、そして前節とこれまでなら少なくとも引き分けには持ち込んでいたような試合で終了間際に失点して敗北している。“大宮の事だからきっと最後は帳尻を合わせてくるだろう”という過去の経験からくる読みは捨てた方が良いかもしれない。
 多分順位はこのまま変わる事はないと予想。