神奈川県2部リーグ(谷本公園)


 夜は友人達のチームの試合へ。ハシゴで観戦するのも数年ぶりだな。昔は昼に国立、夜は等々力なんてのも普通に実行していたが、さすがに今は時間的に厳しい。今日は急遽決めたJ3観戦で期せずしてという形。
 会場に着いたのは前半30分頃だったが、その時はまだ0−0でそのまま前半が終了。後半は序盤にPKを得て先制すると一気に流れを掴んで更に3ゴール。一緒に観戦してた仲間が言っていたがこのチームは先制すれば強いが、それまではなかなか流れを掴めない事が多いとの事だった。それでも自分が観る限りにおいては、観る度にレベルが上がっている印象を受ける。カテゴリ、レベルは異なれど、昼のU22選抜よりも余程“チーム”だったと思う。特に中盤の4番の選手は守備で体を張り、攻撃では長い展開のパスや自ら前線に走り込むなど、まさにチームの心臓、ダイナモというプレーだった。マリノスで言うなら兵藤の様な存在、あるいは佐藤優平が目指すべき姿とでも言うかな(笑)その他印象に残ったのは2ゴールを決めた9番のFWと21番の右サイドのアタッカー。9番は1点目は高いクロスを頭で合わせ(丁度先日の五輪予選U22マレーシア戦の久保の様な形)、2点目はゴール前でボールを受けて上手くターンして右足という形でゴールパターンを色々持ってそうな器用なアタッカー、21番の選手は左利きのようだったが右でも強烈なシュートを放つ事が出来て、言うなれば中村と本田を足して2で割ったようなタイプの選手。両名とも初めて観たが年々いい選手が加入している。
 この試合が緒戦と言う事で冬までシーズンは長いが是非昇格を勝ち取って欲しいと思う。前回の試合でも書いたが、このチームは着実に前進するチームなので、必ず昨季以上の結果を出すと信じている。

 帰りの電車内でふと思った事だが、今日の2試合は日本のサッカーカテゴリにおける3部と7〜8部相当のリーグな訳だが、どの試合でもチームを応援し、ゴールを喜び合う人々がいた。野津田で帰りにグッズショップに寄っていたら、店員と常連客と思しき中年女性がハイタッチして喜んでいたシーンに出くわしたりもした。勿論それはJ1であろうと変わらない訳だが、カテゴリが違えど変わらぬサッカーの普遍性(の様なもの)を見た思いだ。俺もコミュサカの魔力(魅力)に引き寄せられつつあるという事か。