大会にて5位入賞を果たす

 6日、親睦団体FC.bossは台場にて開催されたフットサル大会に出場、初タイトルこそ成らなかったが、順位決定戦に勝利し、5位入賞を果たした。


 悲願の初タイトルへの希望を胸に臨んだ緒戦、試合開始と共に積極的な攻撃姿勢を見せるものの、初のミックス大会という条件が影響したのか連携不足を露呈、また今大会中盤の要として期待されたハラDが暑さの為かいつものキレが無く、試合は一進一退の様相を呈した。
 ここで中盤の繋ぎを捨て、封印したはずのロングフィード戦術を採用、GKYチケンから幾度と無くPIVO・Y氏にフィードが飛び、大事な緒戦で勝点3を得る為なりふり構わず相手ゴール前に殺到した。その努力は試合終盤にようやく実り、GKと1対1になったY氏がまさかの転倒も、こぼれをM野がすかさずゴールに流し込んでついに先制、試合はこのまま終わるかに思われた。
 しかし終了間際、GKのフィードに対して手を伸ばしたY氏に主審はイエローカードを提示。今大会特別ルールでイエローは−1点となる為、試合は振り出しに。結局このまま試合は終わり、勝点2を失う形となった。試合後のインタビューで、bawcaw氏は「巻き返さなければならない。」とだけ答えると足早にコートから立ち去った。しかしこの結果とイエローを受けたY氏の処遇を巡ってチーム内で不協和音が起こるなど、前途多難な船出となった。
 必勝を期して挑んだ第2戦、相変わらずのロングフィード戦術も実らず、スコアレスのまま試合は残り僅かとなった。ここで相手ゴールを背にしてフィードを受けたtorが反転してアクロバティックなボレー、これが決まり、直後に試合は終了。待望の初勝利を手にした。
 第3戦がスコアレスに終わり、自力でのグループリーグ突破には勝利が絶対条件となった最終第4戦、依然として中盤の構成力不足は改善されず、さらには暑さから運動量も低下し、チャンスを作る事が出来ない。それでも強引にゴール前にボールを運んだ終了間際にはゴール前に上げたYチケン、M野らが幾つか惜しいシーンを作ったものの決めきれず、結局この試合もスコアレスで終了した。
 試合終了後、総代表barcaw氏は一度会見を拒否したものの、チームスタッフに取り成されて会見場に登場し、「グループリーグを突破しようがしまいが、次は“フットサルをして”勝つ。」とだけ述べ、次戦の必勝を誓った。他チームの結果により、結局3位でGLを終えたチームは5位決定戦に回る事となった。bawcaw氏は、この結果で一度は代表辞意を決意したと後に語っている。
 迎えた最終戦、GKにtor、フィールド(男)にbarcaw、GL終了後に遅れて合流したMグ、そしてここまで途中投入が多かったSWTの布陣で臨んだFC.bossは開始から中盤の繋ぎを意識するもののなかなかボールを前に運ぶ事ができない。
 しかし試合中盤、後方でボールを受けたbarcawが右足を一閃すると、ボールは前に出ていた相手GKとゴールの間に吸い込まれる。この大会ベスト3に入る(と自称している)ゴールによってついに先制に成功すると、その後は同点を狙うべく前掛りになった相手に対してロングフィード戦法が効を奏し、Y氏が追加点をゲット。相手のまるで全盛期のアンリのようなバケモノFWに1点差に詰め寄られたものの、torを中心とした守りで同点弾を許さず、逆にカウンターからSONETが勝利を決定付ける3点目を決め、見事5位で大会を終えた。
 試合後、会見に臨んだbarcaw氏は「初タイトルこそ成らなかったが、こうした素晴らしい大会を勝利で終えられ、満足している。今大会で我々はタイトルよりも重要な何かが得られたのではないだろうか。優勝はまた次の目標にすればいい。」と大会運営者を称えた後でチームを総括、同時に今後の活動継続を表明した。会見の最後には「あのサプライズには驚いたが、優勝トロフィーよりも重要なものを手に出来たと思う。」とチームメンバー、スタッフに謝辞を述べ、台場を後にした。