海のエジプト展

 恐ろしく好天に恵まれた中、車を飛ばして行ってきた。


 最初のこの展示を知った時、クレオパトラをプッシュしてたし、アレクサンドリアアレクサンドロス大王の都、だから一般的なエジプトのイメージ(スフィンクス、ピラミッド)だけでなく、プトレマイオス朝ギリシア的側面にも焦点を当てるのかなと思っていたが、あまりそういった風ではなく、後は海中考古学そのものを紹介する位で、少々物足りなかった。アレクサンドリアは8世紀にその一部が水没するまでに
1.ギリシア系のプトレマイオス朝による支配
2.ローマによる支配
3.イスラムウマイヤ朝支配
 と分かれており、もう少しその違いを強調しても良かったかと。途中ピンポイントでローマ時代、イスラム時代の貨幣が出てきたり、最後にローマ・カラカラ帝の石柱とかが唐突に出てきたりと、出土したものをそのまま展示してるだけという感じ。また地震で水没したというのなら、これ程の都市が水没する地震というのはどれ位の規模なのか、という観点もあって良かった。ここ最近の地震連発もある事だし。


 夏休みだけあって当日券売り場は15分待ちという人気ぶりだったけども、イマイチ。9月の連休から上野の国立西洋美術館でローマ展があるが、公式サイトを見る限りではなかなか面白そうなんでそちらに期待したい。


 帰りにナビスコ準決のチケを買う為にマリノスタウンに寄って、そのついでに初めてマリノスカフェに潜入したら、練習場で三浦文丈が独りでランニングしてた。