蹴球定点観測(2011/4/15)

久々に。
コパ・アメリカ出場
 海外組12名以上って事は、仮にこの前の慈善試合の海外組12名を全員呼べて丁度か。それ以外だと長友、内田に続くサイドバック候補として安田は見てみたいけど、後呼ばれ得るのは宮市(英国労働許可証対策兼3−4−3のウイング候補)位かな。国内組は、山村とかU22の大学生も呼べば、残りは1クラブ1名で何とか収まるか。
 全ては経験だな。こういう海外組が過半数を占める事態とか、思うに任せない代表招集とか、そんな経験を今後の交渉事等に役立てられれば、今回の経験も活きるというものだが・・。
 何れにせよ南米だから試合時間は日本時間でいう午前中かな。昔トルシエ時代にこの大会に出た時はまだ高校生だったけど、学校の視聴覚室にあったTVでBSを盗み視た覚えが(笑)


■ELポルトガル勢躍進
 ベスト4の内3つ。欧州カップでは何故か数年に一回こういう事が起きるけど、やっぱ同国勢(の躍進)には負けてられんという思いが作用した結果、なのかな。
 別にファンと言う程では無いが、何故か昔からポルトガルではベンフィカスポルティング・リスボンよりもFCポルトを応援したくなる。この国の勢力図が、ベンフィカがスペインでいうR・マドリー、ポルトバルセロナという立ち位置故かもしれないが、スペインと違うのは、ここ20年、いやそれ以上にポルトの天下が続いているという所。優勝回数こそベンフィカ32回、ポルト25回だが、過去20シーズンに限るとベンフィカ3回、ポルト14回と圧倒的。今季は5試合を残してポルトが既に優勝を決めている。しかもアウェーのベンフィカ戦に勝って決めるという。
 どこのリーグでも最多優勝回数記録が塗り替えられるのは当分無いだろうという中で(イングランドは今季マン・Uが優勝したらリバプールの上に立つ単独トップとなるが。)、ポルトはもしかしたら10年もしたらベンフィカの記録を抜くかもしれない。このクラブは選手の売買に非常に長けていて、無名の選手やもう終わったと見なされた選手を一流に仕立て上げて(そしてチームの成績もそれに比例させて)、高値で他国のビッグクラブに売るという高度な芸当を繰り返してきた。時には選手だけでなく監督を育てたりも。(ex.現レアル監督)多分フッキもヴェルディから買い取った額の少なくとも3倍以上で今年の夏には何処かのクラブに売るんだろうけど、そういう賢いマネジメントを続けたクラブが、最多優勝を遂げるっていうのはとても痛快なんで、是非10年以内にベンフィカを抜いて欲しい。
 ポルトの話ばかりになってしまった。スタジアム好きから言うと、ブラガのスタジアムは岩山をくり抜いた立地でゴール裏にスタンドが無い特殊な形態がいとをかし。ゴール裏が無いのは寂しい半面、サッカースタジアムを造るにあたってこのような発想が成される土壌、風土には興味がある。卑しくもEURO2004本大会会場でもあったし。