蹴球雑感集20140506

この手のネタは最近はtwitterメインだが久々にこちらで。
■ACL
 ホームで1−5はキツイな。ポポビッチのサッカーは以前ガスを率い始めた当初はポゼッションとカウンターのバランスが絶妙で面白いなと思ったんだが、ここまで結果が出ていない。思えば大分が降格した年に途中就任して、降格決定後の結果/内容が良かった―――その実績(と呼べるかも微妙ではあるが。)だけで食っているとでも言うか。セレッソでも失敗したらもう日本では下位/J2チームしかオファーは無いのではないかと思う。
 川崎、広島のサッカーがどこまで行けるか。こういう大陸の大会は普通は資金力が結果を左右しがちな中で欧州で言う去年のドルトムント、今年のA・マドリーみたく、チームとしてのサッカーの質、組織力で勝ち上がる事も有り得るが、この2クラブにはそれが有ると思っているので。

セリエA
 ユベントスが勝点記録を更新する勢いで優勝したけど、今のこのチームを見ていると7〜8年前のバイエルンを思い出す。国内では無敵だが欧州ではCLベスト8の壁を越せずに、油断するとGL敗退も、という点が。こういうのはリーグの力関係が反映されるものだな。現時点のUEFAリーグランキングはこの通りだが、もはやすぐ上のブンデスとの差よりも、下のポルトガル、フランスリーグとの差の方が小さいという。これでベンフィカがELで優勝したら更に差は縮まるし、フランスも来季はあの金満モナコがCLに参戦してパリSGと共にポイントを稼ぎそうなので、4位の座すら安泰ではない。
 リーグの力関係と言えば、最近注目のポグバはイングランドマンU)に青田買いされたものの出番を貰えずイタリアで開花した選手だけど、これは丁度あのパトリック・ビエラの逆パターン。ビエラミランに青田買いされたものの出番が回って来ずにイングランドアーセナル)に移籍し、そこで世界的な選手になったのだが、リーグのレベルが高い方で出番を貰えず、少し落ちる所で出場機会を得て才能開花という意味で、プレミアとセリエAのレベルもこの20年位ですっかり逆転してしまったと。

■代表選考
 ニュルンベルクと本人の不調で清武の代表落ちも有り得る、らしい。会長が“未だにドイツ語が喋れない”と憤ってたというニュースを見たが、長谷部や本田の例で、向こうで成功するには語学を身に付けてコミュニケーション取れないと厳しいというのが常識になっていたと思っていただけに残念だ。欧州(異文化の地)で成功するには、それがレベルの高い場所であるほど実力だけではなく、そういうコミュニケーション力も重要だな。
 けど清武が仮に選考漏れするとしたら、2列目でパスを出せる選手がいなくなる。本田、香川、岡崎がレギュラーとして、他の候補は齋藤、原口、南野、長谷川アーリアセカンドトップサイドアタッカータイプが多い。高萩?乾?あるいはまさかのケルン長澤?さすがに無いな。