呼子〜大宰府行

 九州へ渡ってから初の週末という事で、同じ出張組の面々でレンタカーの旅。最初は、呼子でイカを食って車窓から風景を楽しみつつ大宰府へ行き、天満宮参りと同じ出張組の人がどうしても見たいと言う独自デザインのスタバを見物してサクッと帰る、てな行程を予想していた。予報では午前雨の午後晴れという事だったが、朝から雨は止んで、高速でドライブするには爽快な気候。
 レストランは12時に予約していたのだが、予想以上に早く着きそうなのが判明し、ここでまず途中の唐津城に寄り道。それほど規模は大きく無いが、海に面した高台に建てられているので、眺めは良い。

虹の松原を望む

 それでも12時よりかなり前に着いてしまったが、団体客が来ない内に注文出来たのでそれほど待たされずに済んだ。

名物イカの活き作り
 刺身だけでなくイカシュウマイ、ゲソ天等様々なイカ料理で楽しめた。

 予定ではこのまま大宰府へ、という事だったが、まだ13時を回ったばかりなので、近くにある名護屋城跡に向かった。ここは文禄・慶長の役の前線基地として秀吉が建てた城で、当時としては大阪城に次ぐ規模の巨城だったらしい。今は石垣が残るのみ。城跡だけでなく周りには“○○の陣跡”といった、城の周りに布陣した大名達の陣屋の跡も残っているが、今の長閑な光景からしてかつてはここに日本中の大名が揃って、人馬で犇めいていたというのが信じられない。

本丸跡から海を望む。遠くには壱岐が見え、目を凝らすとかすかに対馬も見えた。同じ景色を見たであろう秀吉は海を前に何を思ったか。

 城跡の観光案内板に岬には海中が展望できる施設があるとの事だったので、また予定を変更して波戸岬へ。“はどみさき”と読む。今書いてて気付いたのだが、今までサッカー絡みで“はと”と打っても“波戸”とは出てこなかったのに、いま“はど”と打ったら一発で変換された。こっちの読みがメジャーなのか(苦笑)
 まぁそれはそれとして岬に着くとサザエやアワビを焼いてくれる小屋があったりして結構賑わっていた。で、噂の海中展望塔に行ったのだが、確かに綺麗な海とは言え、魚の姿があまり見えないのであまり期待しないで行ったら、予想外に豊富な種類の魚が泳いでいて、思わずデジカメや写メを撮りまくった。

 このように呼子を満喫した後でようやく大宰府へ。この時点で結構歩いていて、助手席だったのに車の中で意識を飛ばしてしまった。2時間程走って天満宮へ着くと、参道に例のスタバが。去年の夏に来た時は無く、12月にオープンした店舗らしい。
 
奇抜なデザインではあるが、木を基調にしているせいか、周りから浮く印象はあまり無かった。天満宮自体は何度も来ているので、今回はこれがメインだったな。梅ヶ枝餅も食べれたし。

 最後は天神に戻り、都合9時間の小旅行を終えた。