J1前期第9節 横浜M×湘南(日産)


 当初は旅行なので行かない予定だったが、日程を考える内に19時開始なら間に合うなと思い直し、行く事に決めた。17:30頃羽田に着いたが広い空港内を歩いてバス乗り場に行くと17:45発の新横浜駅行きリムジンが既に来ており、乗車してすぐに出発。この乗り継ぎの良さで18:40頃にはスタジアムに着いてしまった。

 マリノスは湘南戦は相性が良く、最後に負けたのは中村が新人で相手に中田ヒデもいた97年まで遡るらしい。今日も開始から押し気味でシュート数はそれなりにあったのだが一度ポストに当たったシーン以外は大半が枠外だった。ここ最近の傾向として前半は動きが重く、後半にようやくエンジンが掛かる展開なので今日もそうかと思ったら後半開始早々に湘南に先制された。高山がダイアゴナルに走り込んで上手くフリーになり、冷静に決めた形。今日の湘南は奈良輪、端戸、長谷川アーリア、藤田と元マリノスが4人もいたが、特に奈良輪はサイドを上下動するシーンが印象的だった。その後もマリノスがやや押してはいるものの湘南も前半より前に出られるようになって膠着した流れだったのだが、後半半ばにエリア内のハンドでマリノスにPK。前節やナビスコ鳥栖戦など最近ハンドPKが多いが、主審が前より厳しく取る様になったらしい。ともあれPKを得てキッカーは途中出場していたカイケだったのだが、キック前に一度止まる助走を観て嫌な予感がしたらやはり湘南GK村山に止められた。ああいう助走はGKが焦れて先に動かない限り成功率は低い。コースも甘かったし、ここは村山の読み勝ちだったな。後で記事を読んだらカイケのブラジル時代のPKの傾向も事前に調査済みだったらしい。キッカーになるかも分からない(普通は中村が蹴ると思うだろう。)選手の傾向までチェックしていたとは。
 その後もマリノスが攻めるものの決定機は無く、そのまま試合終了。終了の笛が鳴ったと同時にゴール裏からブーイングが湧き起こり、試合後の挨拶ではスタンドからの野次にキレた?中村が怒りを露わにして関係者に止められるなど殺伐とした雰囲気で終わった。

 ガンバ戦、浦和戦で勝点4を得たり、開幕直後の2〜3節で中村のFKで同点、新潟に競り勝つとか内容の割に結果を得てきた中で前節、今節と連敗。やはり長いリーグ戦では最終的に地力が出るというか、チーム力がそのまま順位に表れるな。守備は複数失点こそ広島戦だけだが、浦和戦以外全試合で失点してるのは気になる。そのパターンもセットプレーや相手にスペースを上手く突かれた形が多い点も。まぁ次節は名古屋と言う事でアウェイで好調と言う実績からもここで一息付けそうな気もするが。

 今日は久々に会う友人などいつもより大人数での観戦だったが、そういう点からも旅先から直行して良かった。帰りは車で来た友人に家の近くまで送って貰った。荷物が大きかっただけにかなり助かった。