J1第5節 浦和×FC東京(埼スタ)


 今日は地元の桜でも見に行こうかと思っていたのだが、まだ3分~5分咲きらしく来週末でも間に合いそうだったので予定を変更。前日一緒に観た友人が埼スタに行くとのことだったので便乗することにした。このカードは古くは04年ナビスコ杯決勝だったり味スタでの試合は何度か行ったことがあるが、埼スタでは初めて。カップ戦を含む公式戦の対戦成績は浦和が圧倒しているが、04年のナビスコ杯まではむしろ東京が大きく勝ち越していた(東京の6勝2分2敗)。それがあの東京が初タイトルを獲った試合以降、対浦和2勝8分24敗。将来の対戦成績と引き換えに得たナビスコ杯、なのか笑?

 試合はスタンドの両サポの熱こそ高かったが、塩分高めな内容。浦和がボールを支配するもののしっかり人数を掛けて守る東京を崩すまでには至らず。今日の浦和は4バックだったが、両SBの攻撃参加など3バック時のスピード感はあまり無かった。左の宇賀神よりも守備的な右の森脇の方が積極的に攻め上がっていたのは面白かったが。森脇と言えばボールを持つ度に瓦斯サポからブーイングを食らっていて何故なのか分からなかったが、以前平山へのタックルで骨折させたかららしい。東京もたまにカウンターで浦和陣内に攻め込むことはあったが、西川を脅かすようなシーンはあまり無かった。
 後半は開始から柏木→マルティノスの交代。ちなみに今日の浦和ベンチには他に山中、汰木(マリノスユースから山形でプロ入り後、今季浦和に移籍)と元マリノスが多かった。マルティノスは去年よりかは多少フィットしていたが、マリノス時代と変わらず諸刃の剣というか波の激しいプレーだったな。長い足の大きなスライドのドリブルなので相手が間合いを掴めてない内は上手く突破出来るが、一旦タイミングを掴まれると簡単にボールを失うことも多く、またクロスの精度もあまり高くない。東京の先制点もこの選手が上げたクロスを跳ね返されてそのこぼれを拾われたシーンから始まった。このゴールはアシスト東、得点者はディエゴ・オリベイラだが、その前に浦和の選手に囲まれながら完璧なタイミングでパスを出した久保のセンスで決まったようなものだった。
 既に後半30分で浦和もあまり攻撃が機能していなかったのでこれはついに東京の16年振り埼スタ勝利あるかと思った。終盤には山中が入り、左足のFKがバーを直撃するシーンもあったがこれも東京にツキが味方しているなと。だがAT4分もそろそろ過ぎるという頃に山中がグラウンダーでクロスを上げ、中央に走り込んだ森脇が合わせて浦和が追い付いた。そのまま試合は終わったから、まさにラストプレーでの同点弾。

 帰りがけにマッチデープログラムを購入。浦和のMDPはしっかりした作りで読ませる記事が多く、埼スタに行く時は買ってしまう。マリノスは数年前にMDPを止めてフリーペーパースタイルで無料配布という形になったが、コストに見合うだけのメリットを見出せなかったから、だとしたら残念なことだ。もう20年以上前だが初めてマリノスの試合を観に行った時のMDPはまだ取ってある。上野良治の表紙&インタビューだった。
 そんなこんなでスタジアムを出るのが遅れ、浦和美園に着いた時は駅の外まで列が出来ていたので、東川口まで歩くことにした。思えば初めて埼スタに行った時は東川口から歩いたのだがそれ以来か。ほぼ線路に沿った一本道なのでその点は楽だったが駅間が長く、計ったら2.8kmあった。電車内では寝落ち。