JFL第23節 新宿×ソニー仙台(西が丘)

  • 西が丘へ

 今日のホームチームは9/26(火)のJ3ライセンス交付後、その経緯やクラブとしてのスタンスに対してSNS上(少なくとも自分の見る範囲において)賑わしたチームだが、個人的には5年前に友人が運営する社会人チームと関東リーグ昇格トーナメントで対戦した印象が強く、あの試合をきっかけにその名前を知ったチーム。
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で、今週末は金曜神戸戦は仕事で行けず、土曜もJ1は首都圏以外の開催が多いなと思ってJFLの日程を見ると、13時から2位ソニー仙台との一戦という。あれだけ大騒ぎした(された?)後ですぐホーム戦ならばちょっと行ってみようかなと思うのが人情ということで笑、西が丘へ。
 西が丘は定期的に行ってる印象だったが、実は2019年8月の天皇杯ガンバvs法政大以来4年振り、つまりコロナ禍以降初だった。
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13時の試合前に本蓮沼駅前で昼を食べてスタジアムへ。チケットはe+でQRチケが発行出来たので普段のJチケと変わらない感覚。

  • 試合

 旅行先での試合がそうだが、こういう試合はいつもメインorバックのアウェイ側に座ってしまう。人数がホーム側より少なくのんびり観れるというのと、自分は第三者なんでホーム側を応援するって訳でも無いというのがあり。今日もバクスタのアウェイ寄りに座ったのだが、ソニー仙台を応援する人が意外に多かったのはちょっと驚き。ゴール裏に大旗含むコアサポがいて、それ以外は事前に配られたであろうスティックバルーンを持って応援というスタイル。

ソニー仙台応援

 
 試合は順位通りと言うべきか、開始から仙台がやや押し込む展開。サイド起点に人数を掛けて崩そうという意図は感じたものの、シュート精度、あるいはシュートまでに至る崩しの部分で精度を欠いてゴールならず。両チームの選手、スタッフ情報を調べつつ観ていたのだが、ソニー仙台の監督は新潟でも指揮を執った鈴木淳氏なのを知る。クリアソンも時折カウンターで攻め込んで相手ゴールに近付くものの、クロスのこぼれから1~2度決定機が訪れた以外は仙台に押される時間が長く、そのまま前半終了。

 後半も半ば過ぎまではその流れが続く。個々の技術不足かチームコンセプトなのか、せっかく自陣でボールを奪って前にスペースが広がっていてもスピードが上がり切らず、相手ゴール前ではDFに戻られる、という場面がお互いに何度かあった。何と言うか両チーム共に緩急、抑揚に欠けるサッカーだったな。チーム作りによってはカウンター時に一気にギアチェンジする事で相手守備が整う前にフリーでシュート、という場面は作り出せると思うのだが、常に一定のリズムなのでそういった場面を作りにくい。またピッチにいる選手でも攻撃に変化を付けようという意図を感じる選手はいたが、連携が足りずパスカットされるなど。

 と言う中で残り15分を切った辺りからはお互いリスクを掛けて攻める場面が増えて、ゴールを感じるシーンが増え始めた。主にソニー仙台側がそうだったのだが、AT6分もそろそろ終わるかなという時間に、相手ゴール前に攻め込んでエリア内からのシュートが決まってついに先制。直後のキックオフのすぐ後で試合終了の笛が鳴ってソニー仙台が1-0で劇的な勝利。これでJFLソニー仙台が勝点35で2位キープ、新宿は勝点31で5位となったが、まだ10試合近く残っているだけに最後どうなるかは分からない。

アウェイゴール
  • 雑感

 試合そのものとは別に今日の新宿の試合で幾つか気になった点はあったのだが、特にSNS上でも話題になった応援の部分については既存のJの応援に対する何かしらのアンチテーゼ、思想的なものは感じなかったというのが正直なところ。X(旧twitter)では今日のホームゴール裏が一部曝されてはいたものの、それも全体を表わしてはいないよなぁと。現地で印象に残っているのは、途中からアカデミーの子達?を加わって(“クリアソン”とか“新宿”とかの)チームコールを繰り返していた姿。特に目新しい応援スタイルでもなく、普通じゃね?と。別にこのスタイルを貫く云々についてはあくまで部外者の考えに過ぎないが、仮にJ3に上がってホームにそれなりな人数のサポーターを擁するチームを迎えたらどうなるんだろ、とは思ったな。それでも今のスタイルを貫くのか、揺らぐのか、と。ついでに言うなれば今日見た限り、このスタイルを続けられるのは“今”の環境だからでは?と思ってしまった。
 言ってしまえば現時点では既存の応援スタイルについてデメリット面ばかり強調されているが、だからと言って違うスタイルが主流になるほどではないし、新宿がJ3に上がったとて実態との擦り合わせが発生するんだろうなと。

試合後に挨拶する新宿の選手達
  • 試合後

 前半途中は雨がパラ付いたが、徐々に雲も晴れて、試合後は日差しが眩しい程だった。

試合後

来たルートをそのまま戻るのは面白くないので、帰りは赤羽までバスで移動し、上野東京ライン経由で帰宅。