ACL GL第1節 横浜M×仁川U(日産)

 ここ数年コロナ禍で変則日程が続いていたACLだが今季から正式に9月開幕となり、今日が緒戦。仁川は3日前に観たばかりというのもあって今日はどうなのか楽しみでもあった。てか向こうの遠征組以外で連続して観戦した人間はいるのだろうか笑。

スタジアムゲート前
  • 試合

 仕事の為スタジアムに着いたのは前半20分頃。丁度ゲートに到着する直前で西村の同点ゴールが生まれ、席に着いた時は既に1-1だった。という事で前半半ば以降の観戦となったのだが、マリノスは4日前の鳥栖戦からGK一森以外スタメン10人入れ替え、仁川は3日前の済州戦から5人変更。予想通りマリノスがボールを支配して仁川がカウンターという展開ではあったが、スタメンほぼ入れ替えの影響か、マリノスの攻撃にはあまり迫力は無く、仁川にカウンターを浴びてゴール前まで迫られる場面が目立った。縦一発でも前線のG・フェルナンデスが抜け出してシュートチャンスを作り出してしまうし、カウンター時の縦パスでもマリノスDFが複数付いていながらしっかり通ってしまう。これで勝ち越され、更にクロスバー直撃シュート1回。マリノスも前半終わり頃にCKから宮市が頭で合わせて追い付くが、流れの中から作り出した決定機はあまり無かったな。
 
 後半もマリノスが押し込んで仁川がカウンターという展開が続いたが、カウンターから済州戦でATに決勝点を決めたエルナンデスが2点決めて2-4。これ以外にもバー直撃シュートが一度あったし、相手の術中にハマってしまった。
 Kリーグ勢はこうしたカウンター時の切れ味がやはり違う。縦パスでもクロスでもしっかり前線の味方を捉えて、あわやという場面を作り出す。とりあえずあの辺に、という曖昧さではない。そして前にはG・フェルナンデス、エルナンデス、元神戸ムルジャといったシュート力があり、一人でボールも運べる外国人選手達がいる訳で。マリノスはL・ダミアン、ユンカーといった重量級CFによく点を取られるが、ああいう一定のレベル以上のアタッカーには非常に弱いんだよな。
 今日は守備も攻撃も軽量過ぎて、ボールを支配しつつもひたすらジャブを打っている感じだった。申し訳ないがACLのレベル、しかもGLで最も強敵と思われる相手に出すには相応しくないレベルの選手も何人かいた。この試合に限らないが、曲がりなりにもリーグ連覇、カップタイトル狙っているチームのアタッカーが「何度か良い突破見せました」、「良いクロス上げました」では落第なのよね。ゴールやアシストといった数字を残さなければ。「次に期待」と言ってもシーズン序盤ならともかく既にリーグ戦も終盤を迎えている中でそれはちょっとなぁと。その点宮市は突破からゴール、アシストはならなかったがセットプレーから1点決めた。もっとゴールに絡んで欲しかったが、スタメンのアタッカーとして最低限の仕事はした。この1点の重み。

 日曜の鹿島戦に向けてアンロペ、エウベルは温存出来たが、層の薄さ、リーグの為にACLのホーム緒戦も捨てざるを得ない余裕の無さ等、色々露になってしまって、結果以外にもダメージがあったように思うが、まぁそれは鹿島戦や今後のリーグ戦で分かるだろう。

ホームゴール裏

 今日は仁川サポも思ったより来ていたな。やはり3日前に現地で聞いたチャントや歌を聴くと旅が思い出されて、情が移るってほどでも無いが親近感はあった。

アウェイゴール

 旅先で観た限り、KリーグはほぼJ由来のチャントが多いが、仁川の中には聞いた事のないオリジナルの歌もあって、チームアンセムか何かかと思って調べると、80年代の同国のフォークソングが原曲らしい。

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 よく、このチームはこの曲といった具合に耳に残るチャント/歌があるが、仁川はこれが印象深い。

  • 試合後

 試合後即スタジアムを出たので新横浜で急行に乗れた。やはり菊名まで1駅乗って乗換が無くなっただけで大分違うな。