関東未踏スタジアムへ
このシーズン移行の狭間のリーグ期間はチーム、カテゴリ、地域問わず色々観に行こうと思いつつ結局東京近辺の試合しか行ってなかったが、ようやく国内の遠出観戦。関東の未踏スタジアムは栃木の2ヵ所なのだが、その内の1つ栃木シティの本拠City Football Stationに行く。
足利観光
折角の遠出なので試合前に周辺地域を観光。マップを見て目に入った足利に行く。ここは10年程前に友人達と近くの山の麓にあるワイナリーで食事した記憶はあるが、足利と言えばやはり足利氏の本拠という事で。
前回と同じく東武の特急で向かう。

浅草駅を出るとすぐ隅田川に出るが、両岸の桜並木は満開だった。また春日部の北辺りでは桜と菜の花の咲く川が。

思えば今年はまともに花見をしていなかったので車窓で花見。
9時過ぎに足利市駅に着いて自転車を借り、渡良瀬川を渡って対岸を周る。最初は足利学校など周ってすぐ次の場所に移動しようと思ったが、町自体はコンパクトで色々周れそうだったので、まず織姫公園に向かう。ここは山の上にある公園で、長い坂を1kmほど登る必要はあるが電動自転車なのですんなり到達。

そこから階段を下ると足利織姫神社がある。

参拝後は公園まで戻り、山を下って足利氏館へ。この地を治めた足利氏が代々本拠とした場所で、周りを堀に囲まれたちょっとした城郭なのだが、今は鑁阿寺という寺になっている。

ここは日本百名城にも選ばれており、百名城スタンプと御城印、そして御朱印も拝受。
すぐ近くには足利学校もある。東国随一の教育機関で、あのフランシスコ・ザビエルも「日本最大かつ最も有名な坂東のアカデミー」と記したほどの場所。

例によってここも「日本遺産」に指定されていた。ここ数年各地を観光する度にこの文言に出くわすが、街おこしや観光振興のネタ、そのリーサルウェポンである「世界遺産」はハードル高いから似た様なものをこしらえた感。ただその意義について徹底審査される世界遺産とは違って、日本遺産の方は自ら“ストーリー”と謳っている通り、客観性より主観性、どこかウェットな匂いがしてお手盛り感は否めない。まぁその史跡の価値そのものとは別の話ではあるが。
足利学校の近くには太平記館という物産館があり、そこで自転車を返却する事が出来る。中には1991年の大河ドラマポスターも。

子供の頃は父親が大河を視ている流れで一年通して視ていて、この太平記や翌年の信長などは今でも印象に残っているし、太平記は片岡鶴太郎の北条高時と陣内孝則の佐々木道誉のインパクトがあった。この主役も今やゴールデングローブ賞俳優。
佐野で昼食
自転車を返した後は近くのJR足利駅から佐野駅に移動。佐野と言えば佐野ラーメンてことでここでランチ。駅から徒歩圏内の店を探して行ってみるとすんなり入れた。

欲張って野菜ワンタン麺頼んだら意外と提供に時間が掛かり、次の電車まで時間が迫ってしまった。このJR両毛線は基本1時間1本なので逃すとダメージが大きい。
スタジアムへ
佐野駅の隣岩舟駅で降りてスタジアムへ向かう。徒歩だと2.3kmだが駅から1kmほど歩いた場所に観戦者向け駐車場とスタジアムまでの無料シャトルバスが用意されており、それに乗車。5分ほどで現地に着いて、スタジアム周りの桜並木を眺めつつようやく到着。


ホーム側のチケット保有者が入場後に通るメインスタンドの外にはグッズショップや飲食ブースなどが建ち並び、雨という天候もあって雰囲気はドイツで行ったダルムシュタットのスタジアムを思わせた。
ただあのダルムシュタットのStadion am Böllenfalltorと異なるのは自分の席に屋根が無い事。今回はバクスタ中央寄りの席にしたが、この雨でメインスタンドやホームゴール裏の屋根有り席を別途買おうか迷ったほど。最終的に覚悟を決めて当初の席に座ったが、やはり屋根の有無はこういう時に重要な要素。

スタジアム全体的には柏の日立台や大宮のナクスタをよりコンパクトにした感。バクスタ中央には大型映像装置があり、今日の席の関係上(常に首を振って確認しないといけないので)試合中時々見る程度だったが、両チーム選手をフォーメーションで表示するのは有難かった。

試合
現地に着いたのは13:40頃で、着席後すぐに試合開始。両チーム等しく攻め合いつつも相模原の方がやや攻勢という内容だったが、開始早々にエリア内のハンドで相模原にPKが与えられるもこれを栃木シティGKの相澤がコースを読んでセーブ。
実は栃木シティを生で観るのは初めてだったが、(失礼ながら)意外に丁寧なビルドアップで組織立った見応えのあるサッカーだった。今矢監督はマリノスでポステコグルーの通訳として2019年のJ1優勝にも関わっているが、ボールを動かし縦に速くというスタイルはその香りが。またこのチームはここ最近田中パウロがSNSでブレイクして何かと話題になるが、この人のプレー自体しっかりボールキープしつつ左右に展開したり、相手と1on1を迎えても上手くいなしたりと、さすが昨季のJ3MVPというプレー。前半はお互いゴールに近付きつつ0-0。
前半半ば頃から雨は止んで観戦環境はかなり改善され、後半もそのまま始まる。後半もやや相模原という内容だったかな。後半半ば以降は押し込んでこぼれも拾って攻勢が強まった。選手で言えばアタッカーの棚橋はマリノスユースなので知っていたが、他はJ1経験あるも年齢的にベテランだったり、ほぼJ3しか経験の無い選手が主体ながらJ2との混成リーグで上位に付けているのは素晴らしい。

一方で栃木シティはスタメンにDFヨニッチ(元C大阪)CF鈴木武蔵(A代表経験者)、サブにモーベルグ(元浦和)、山下(元鳥栖、FC東京)と、とてもJ2新規昇格とは思えない面々で、攻勢に出た時の鋭さはあったものの、全体的には相模原に押され気味だったかな。
後半もお互い惜しい場面ありつつゴールは生まれず0-0で終了し、PK戦へ。ここでは栃木シティGK相澤が活躍。特に相模原一人目安藤のキックを最初止めたものの動き出しのタイミングかゴールラインを踏んでなかったかで蹴り直しとなったがそれも止めた。そして相模原4人目のキックも止めて勝利に貢献。90分の試合時から身体能力の高さを感じるGKだった。経歴を見ると高校から千葉でプロ入りも出番無く、その後JFL青森、J3八戸でも同様だったが2年前に移籍した栃木シティで正GKになったと。新たなシーズン(2026-27)での活躍次第ではステップアップも有り得そうな選手だった。

試合後
16時過ぎに試合終了し、帰りは小山から新幹線で帰る予定だったが、両毛線岩舟駅の発車時刻は16:36、その次が17:16。出来れば16時台に岩舟駅から出たいと思いつつ、スタジアム駐車場の一角にあるタクシー乗り場に行くと、停まっていた一台が先客により発車。こりゃ岩舟駅17時台も覚悟しないとなと思っているとすぐ二台目が来て無事乗車し、16:25頃に駅に着いた。
このまま16:36岩舟発に乗って小山、そこで土産を買いつつ17:33発の新幹線で東京へ。途中大宮付近はかなりの豪雨だったが、東京に着くとまだそれほどでは無く、無事帰宅。こんな天気だったんで晴れた時にまた行ってみたい思いにもなったな笑。まぁひとまずは未踏の一つに到達という事で。