J1第28節 東京V×FC東京(味スタ)


 何故今年はこんなにも飛田給に行く機会が多いのだろうか?快速なのに橋本から調布まで全駅停車する京王線にもいい加減慣れてきた。Jもそろそろ終わりが見えてきて、面白そうなカードも残り少なくなってきたが、今節、この試合は外せないなという事で、友人の誘いに乗って観戦決意。そういえば、4年前に初めて味スタ行った時も同じカードだった。しかも東京Vの残留が懸かっていたという今年とよく似た状況。あの時は1−0で東京Vが勝ったが、今回はどうかな・・・などと、昼過ぎの京王線車内で考えながら、飛田給駅に向かった。多少の寒さと二日酔いが気になったが(苦笑)

 スタジアムに着くと、応援棒(正式名はわからないが)が東京V側で配られていた。バレーの応援でよく見る、2本の棒を叩いて音を鳴らすあの打楽器ww 東京V側2階席で観たが、サンバの太鼓とこの棒の音が耳に響いてしょうがなかった。やっぱ応援は声と手拍子が基本だなと再認識。自分達から観て反対側のFC東京がそうだっただけに尚更そう感じた。そういえば、昔はチアホーンなんてのもあったっけ。

 試合は、FC東京が押し気味ではあったが、相馬のクロスから森本が今季初ゴールで先制。それにしても相馬のクロスは本当に素晴らしい。この時もロングパスに反応し、ボールがまだバウンドしている中で意表を突くクロスであった。普通一旦トラップして落ち着かせてから突破orクロスを判断するのに、そして大抵そうしている内にDFに詰められるのに、いきなりクロスだもんな〜。俺の周りでも相馬代表待望論が増えてきた希ガス。ディフェンス面、スタミナが課題と言われているが、3バックでも4バックでも対応可能な点はまさに現代表に相応しいんじゃないですかね、村井にしても3バック専門だし。

 一方FC東京も梶山のミドルで、前半終了間際に同点に追いついた。かつてハラヒロミは梶山を「うちのジダン。」と評していたが、それは言い過ぎにしても、その気になれば中盤に君臨できる才能を持っていると思う。ってか結構前から買ってるのだが、まだ才能が燻っている気がする。もっと自分でシュートを撃ちに行って欲しい。撃てば、今日のように素晴らしいミドルを決める事が出来るのだから。


 余談ながら、ハーフタイムに偶然にも所属団体のGと遭遇。まさかこんな場所で会おうとは(笑)彼は彼なりに目的があって観に来たらしい。俺には全く思いもつかない理由だったので、感心してしまった。
 
 後半は全体的に東京Vが押し気味で、特に後半残り15分は、FC東京はクリアするのがやっとという状況。平野のミドルがポスト直撃したりと、勝ち越しは時間の問題かと思っていたら、終了間際にササ・サルセードの弾丸シュートでFC東京勝ち越し。

 その瞬間、アウェーゴール裏はまさに“爆発”した。ゴール裏だけでなくメイン・バック全て総立ち状態。先程書いたが、こういう場面で声と手拍子の威力が伝わってくる。ただ棒を叩いているだけでは伝わってこない感情の発露が。


 それでも東京Vのサッカーは先日の磐田戦に続き楽しませて貰った。特にサポではないが、このチームの選手は過小評価されているんじゃないかと思う。相馬以外にも小林(慶)とか。DFはまぁ置いといて(苦笑)残り6試合で是非残留を決めて欲しい。