4連休なので普段なら遠地観戦行、19(土)はマリノスはアウェイで鳥栖戦だったので1泊か2泊で九州行などするところだが、さすがにそれは出来ず、近隣の試合をば。埼スタの浦和×川崎も興味を惹かれたがチケがすぐ完売してしまい、味スタに行くことにした。ここに行くのも今年初めて。
味スタで観るときはアウェイゴール裏席2階かバクスタアウェイ寄りと決まっているが、どちらも今は販売されていなかったり完売していたりで珍しくメイン2階ホーム側を購入。ここだと飛田給から来て入場口から席が近いのが良いな。1時間ほど前に着いてコンコースで夕飯を買ったり時間を潰しつつ開始を迎えた。
試合前の状況としてFC東京は前節は負けたものの3位、仙台は3連敗中で下位に低迷という中での対戦だったが、序盤からやや東京が押してはいたものの、どちらもボールを落ち着かせてテンポを操る司令塔が不在で、ボールが行ったり来たりするせわしない展開が続いた。そんな中で前半15分頃に中央のパス交換から三田が抜け出して1対1を冷静に決めてホーム東京が先制。仙台もCF長沢のポストプレーや左SB石原のオーバーラップなどで攻め込むが、継続性に欠けたりシュートがGK正面だったりで点を取れず。失点直後にCKの流れでエリア外からダイレクトボレーしたシュートはポストを叩き、結果的にこれが一番のビッグチャンスだったかな。上記長沢以外にも関口やジャーメインなどタレントはいるものの、それがチームとしての攻撃の形になっていない印象。スタメンに真瀬とアピアタウィアという大学在学中の特別指定選手が2人もいたのは、この2人の能力だけでなく過密日程下での選手層の薄さ、負傷者など厳しい事情も感じさせた。
後半はややオープンな展開になりお互い相手ゴールに迫るシーンも何度か有ったがスコア変わらずそのまま1-0でFC東京の勝利。東京はこれで3位キープだがACL圏争いは最後までもつれそうな予感。川崎、C大阪が抜けていて、最後の1枠をFC東京以外にも鹿島、名古屋、柏、そしてマリノスもまだチャンスはある。ただ東京はとにかく前線の外国人選手次第ではあるな。攻撃は最低限の約束事のみで後は個々のタレントに依存しているので、D・オリヴェイラ、アダイウトン、レアンドロがどれだけ点に絡めるか。こういうサッカーだと永井の様に俊足の選手はまだ良いが、原や田川といった選手は若さを差し引いても存在感を出すのは難しい。特に原は高さがあるのでCFとしてサイドからのクロスに合わせるタイプなのかなと思いきや、途中出場で右サイドから自らクロスを上げるシーンが何度かあった。実は矢野貴章の様な(長身ながら俊足で中央よりもサイドに適性のある)タイプなのかなと思ったが、展開によって中央寄りに動いたりもしたので、その辺の役割が曖昧なんだろうなと。こういうサッカーは状況判断など経験が重要になるので若い選手にとってはなかなか厳しい。
まぁ東京のサッカーは基本変わらないというか、いつの時代も攻撃陣が相手ゴールに向かってスピードに乗って突撃するというイメージで、そのブレなさにどこか安心感すらあったのは事実。アマラオ、トゥット、戸田光洋、石川ナオといった選手がいた頃からそうだった。そういう選手達を操るパサーがいればより効果的なのだが、その意味で今日は東、高萩が負傷などでいなかったのが大きかったな。
味スタ帰りは混雑を避けて西調布駅を利用するが、今日は人数制限下なので帰りも飛田給から。特急ですら座れて快適な帰宅だった。