銀座の夜

 今日は入社直後の研修クラス飲み@銀座。銀座なんて就活中OB訪問(という名の先輩との飲み)で行って以来だ。あの時はその雰囲気に圧倒され、所詮学生風情が来る所じゃないなorzと思ったものだが、今日は地下鉄の出口から数寄屋橋交差点に向かって歩く途中も、以前のような感情を抱く事は無かった。渋谷はもちろん新橋ともまた違う“大人な”雰囲気は確かに感じられたが。

 様々な紆余曲折の末、行く事になった(苦笑)今日の集まりであるが、一体このクラスで過ごした入社後の2週間とは何だったのだろうと考えてしまう事がある。社会人になって初めて出会った同期と言う点で、この繋がりは貴重なものである事は重々承知しているのだが、俺はその時期はまだ学生時代の繋がりに安住し、会社から距離を置いていた。だから正直、久々に再会する同期と顔を合わせても、「久し振り。」の次に続く言葉がなかなか見つからない。それに今の研修クラスの期間の方が圧倒的に長いので、そこに傾倒してしまうし。

 飲みは予想通りと言うべきか、座り位置が職種別に大別してしまい、少し余所余所しげな雰囲気を漂わせていた。そんな中で、他職種ながら敢えてこちらのテーブルに座った同期が。この同期と仕事に対する考え、ライフプラン等等について話しているうちに、今回参加した意義を見出す事が出来た。未だ研修中の我々とは異なり、この同期は既に本配属され、日々職場で経験を積んでいるので、先輩と話しているような感覚だった(苦笑)が、第三者の視点は非常に貴重であり、それが今回参加した意義の全てといっても過言ではない。高級感漂わせておきながら、料理の量がが少なく、来るのも遅いとか、そんな些末な事はいつの間にか気にならなくなっていた。ただ、最後の黒ゴマプリンは美味かった。

 次にこういう機会があれば行くかと言われれば、返事に困ってしまうが、少なくとも今回はそれなりに得るものがあったと思っている。