ひたすら製品のデモを暗記するだけの単調な1週間が終わった。朝から夕方までデモを覚えるだけの作業、それを5日も続けていたせいで、今週は曜日が区別できない。特に定時で上がった水、木なんて記憶が混在している。
おかげで俺のテンションも低空飛行を続けていたのだが、デモのレビューを無事終え、安堵感が生まれたあたりから、少し流れが変った気がする。例えるなら、錆付いて止まっていた歯車がゆっくりと動き出したような状況、だろうか。
そんな中で餃子ツアーに行ったのだが、今日行く店は羽根つき餃子発祥の店らしく、ウチの親でも知ってるくらいの有名らしい。確かに行ったらかなり並んでたな。予約してたから大丈夫だったけど。集まった同期は10数名、仕事の現場で多忙な中でよく集まったと思う。
噂の餃子は確かに美味かったし、大衆食堂チックな店の雰囲気も良かった。だが、それ以上に同期と話せた事が重要だったと思う。研修が終わってまだ1ヶ月しか経っていない。にも関わらず、あの時間が遠い昔のように感じられたのもまた確かなのだ。研修スタッフもいて、同期もそれなりに集まって、その瞬間は以前に戻ったかのように錯覚する。だが、話す内容は、それぞれの仕事の話であり、現場の厳しさであり、同期の現状に対する感想、思いなんだと気付くと、嫌が応にもあーあの時間は終わったんだなと実感してしまう。これは寂しさか?いや、もっとポジティブな思いだろう。少なくとも俺は、皆と話していて励みになりこそすれ、あの研修期間に戻りたいなどと一瞬たりとも思う事は無かった。
暗い影も無く心から笑えたのは何時以来か。相変わらず年齢に見合わぬお茶目な行動でしたが、誘ってくれた事に感謝していますよ、O田さん。
家に帰ってネットに繋ぐと、今季のJの日程、代表スケジュール、EURO2008予選DRAWと立て続けにサッカー界の面白そうな動きが伝わってきた。なんかいい感じじゃないの。
動き出した歯車は、今や完全に回転を取り戻した。今脳内BGMでPet Shop Boys “GO WEST”がヘビーローテされてる(笑)