J1第15節 川崎×柏(等々力)


 まさに夏到来と言う感じの抜けるような青空&気温で、絶好の観戦日和。こういう日は外に出ないと勿体無いな。

 スコアレスドローの試合には全く見せ場の無いまま終わるのと、お互いに攻め合って末の無得点という2パターンがあるが、今日は後者の日で全く退屈しなかった。ただ、川崎は特にジュニーニョマギヌン不在という事で爆発力は感じず。チームの基盤が出来ているから、カウンター時の“前に当てて落とし、また前に当てながら相手陣内に侵入していく”パス回しはいつも通りなのだが、最後の10mから先の工夫がイマイチ。大橋は余り目立たず、中村(憲)もさすがなプレーはあったけどマークが集中して苦労してた。それでも無失点に抑えるのはそれだけ地力があるって事なんだろうけど。
 柏も等々力で勝点1だし、押されつつチャンスも何度かあったので悪くない結果なのではなかろうか。勢いは最初だけだと思ってたけど、このまま行けば一桁順位で終わりそうだわ。

 そういえば、試合前の選手紹介で川崎の落合の時にはアウェーゴール裏からも大きな拍手が起こった。元柏だからなんだろうけど、普通こういう場合、猫も杓子もブーイングなのでとても新鮮だった。Jだと全体的に移籍した選手が対戦相手だと絶対にブーイングしなきゃいけないみたいな感じなんだが、本来それは時と場合に因る。例えばあっさりマドリーに鞍替えしやがったフィー●みたいな場合は別として、監督と対立して追い出された、とかチームが財政難でやむなく放出、とかの場合はブーイングはおかしいし、拍手で迎えたい。落合がどんな事情なのかは知らないが、今日のそれは良い光景だった。まーこれが今ガンバにいる元キャプテンだったら話が違うのかもしれないが。