Czech戦〜U−22〜U−18

 携帯サイトを更新しながら、PK戦突入を知った時、“こ、これはもしやあのナイジェリア世代と同じ道を辿ってるのか・・・?(あの時は1回戦でポルトガルにPK勝ち)”とまた例によって先走った妄想を働かせてしまった訳だが・・・・まぁそんな心の浮付きがある時は大概こういう結果になってしまうものだ。前回は未勝利のまま大会を去り、今回は無敗で(PKは公式記録上引分け)大会を終える。だが結果はどちらも同じベスト16。それでも(もっと先まで行けたはずという思いは確かにあるが)前回ほどの消化不良感は無く、4試合を全力で翔け抜け、そして去っていったある種の爽快感、みたいなものは感じるな。今回のメンバーはこれからU−22に本格合流する事になるだろうが、森島、内田のポジションはU−22では手薄なので、期待したい。後、柏木や梅崎が層の厚い中盤でどこまでやれるか、も。ドリブラーがあまりいないから梅崎は結構面白いと思うけどね。


 上の世代の次は下の世代を。今回のメンバーの中で、香川だけは次回(エジプト)の出場資格を持ってる。これまで殆どプレーの映像を観た事が無くて、“本職ボランチで右SBも可能”という文字だけで阿部みたいな選手なのかと想像していたが、ナイジェリア戦を観て、守備だけでなく前線にも飛び出せるし、ドリブルも持ってる想像以上の万能戦士だという事が分かった。今回は柏木という大きな存在がいてその陰に隠れがちだったが、2年後は文句無しに中心選手としてチームを引っ張って欲しいわ。既にセレッソではレギュラーを獲りつつあるし、このままいけばかなりのレベルに達するはず。2年後、ピッチで躍動するこの選手の姿をTVで見たら、今大会を思い出して感傷的になってしまいそうだ。

 次は現・U−17世代(柿谷、水沼ら)も入ってくるだろうし、攻撃も守備もタレントは揃っていそう。勿論狙うのはアジアユース初優勝、そしてU−20W杯ベスト4以上を。