天皇杯4回戦 横浜M×松本山雅(富山総合陸)


 会場が北陸で唯一未踏破だったというのが最後の一押しとなり、天皇杯4回戦を観に一路富山へ。

 北陸へは飛行機だと1時間で着くので便利なのだが、数少ない便は早々と埋まってしまい、上越新幹線→特急はくたかの陸路を選択した。て事で7:48東京発の新幹線で行く事になったのだが、前日の仕事が終わらずまさかの徹夜作業→始発で帰宅→1時間後に出発という強行軍で新幹線に乗れた時点で、というか帰って寝落ちせず無事出発出来た時点で目的の半分は達せられた感あり。
 北陸へ鉄道を使うのは初めてだったが、越後湯沢〜十日町辺りはさすが豪雪地帯だけあって一面の雪景色だったのが、山を越えて日本海沿岸に抜けると、寒さは変わらずとも雪の少ない全く違う光景になるのが印象深かった。そんな感じで11:20頃に富山駅着。

 昼食後バス乗り場に向かうと丁度スタジアムまでのシャトルバスが来ていて運良く座れた。乗車時間30分という事だったが、さすがにこの頃になると眠気が襲ってきて、殆ど記憶無し。スタジアムに着くと、よくある陸上トラック付き“総合競技場”感を醸し出していたが、スタンド前方が芝生席だったのが今までにない特徴と言えるだろうか。まぁ雪の後だったので、勿論上段の座席で観たのだが。

 中に入って驚いたのはアウェイ側(松本側)の人の多さ。スタンドの丁度半分を埋めていたと思う。この日の観衆は約1万人だったから、おそらく6000〜6500人位は松本サポだったか。JFLとは思えない観客動員なのは知ってたが、メインからバックまでスタンド全体で手拍子したりマフラーを掲げている姿には驚いた。コールや歌を聴いてると、東京と新潟と仙台を足して3で割った感じ、と言えば雰囲気が分かるだろうか。

 一応試合についても。立ち上がりから松本がフルパワーで飛ばして来て特に前線の木島兄弟(久しぶりに兄を観た。)など全力で走り回って、1度GKと1対1のシーンもあったのだが、チャンスと呼べるのはそれ位で、徐々にマリノスが押し込んでいった。で、小野の先制後はその流れは益々強まり、後半になると松本は最終ラインで繋ぐのも難儀し始めてマリノスは何度もチャンスを作り、最終的には小野ハットトリック+中村のゴールで4−0で終了。
 気合が空回りした故かもしれないが、今日の試合を観る限り、松本はあまり組織立ったサッカーではなく、個人への依存度が高いかなと。J2はまさにそういうサッカーなんでJ2仕様に準拠してると言えばそうなんだが(苦笑)

 その他印象深かったのは、地元の人々が1つ1つのプレーに驚いたり感心していたシーン。こちら(東京、横浜)だと中高生、大学生辺りは斜に構えて一丁前にくさしたりする事も有る訳だが、地元のサッカー部と思しき団体が中澤とか中村の1つ1つのプレーに心から驚いて感心していた光景を観て、そういえば夏に行った熊本と鳥栖でも同じ様な雰囲気だったのを思い出し、普段近所でJ1のサッカーを観れるというのは大変恵まれた環境なのだなと改めて思った次第。

 試合後は滑り込みで予約が取れた地元の居酒屋に行ったのだが、後から入って来る人々が皆赤白青な人々で笑った。まぁ皆同じようにぐる○びとか食べ■グで調べたらそうなるよな(笑)カウンターと座敷が少々という小規模な店だったけど、料理に外れが無かった。どれも美味かったが、特にノドグロ焼は絶品過ぎ。これほど美味い焼魚は初めて。
 
 翌朝土産に購入した。