J1第30節 名古屋×横浜M(豊田スタジアム)


 前節の快勝の勢いで豊田スタジアム行を決めてしまった。涼しい秋、14時開始と日帰りに最適な条件が来年以降も続く保証は無いので、いっそ今年行ってしまえという。東海地方へは2か月前に行ったばかりだが、再び。

■試合前
 7:29新横浜発の新幹線に乗って9時前には名古屋着。今までひつまぶし、味噌煮込みうどん、スガキヤのラーメン等は食べて来たが有名な“名古屋モーニング”は経験してなかったので、名古屋駅地下街の喫茶店で朝食を取る事にした。何種類かのパンとヨーグルト、ゆでたまごが食べ放題という食事自体は極普通の内容ではあったが、まぁ満足。
 午前中は名古屋市内を少し観て回ろうと思い、今まで行った事の無い名古屋テレビ塔へ。10時営業開始と言う事で少し時間があったので、近くのオアシス21という公園に行ってみた。ここは中がショッピングモール、屋上が公園という構造で、屋根の上には水を張っている。ここで少し時間を潰してテレビ塔へ向かい、眺望を楽しんだ後でスタジアムへ。
 
 
 スタジアムの最寄豊田市駅までは栄から地下鉄とそれに直通している名鉄線で50分程の距離で、スタジアムまではそこから徒歩で20分程。この距離感は埼スタに行くイメージに近い。もっとも豊田市駅は市の中心だけあって浦和美園より断然栄えているが。駅から歩く途中、やはり殆どトヨタ車なのかと思って見ていたのだが、一般乗用車は稀にマツダ、スズキに出くわす位でやはり圧倒的シェア。それ以上にタクシー、バスはほぼ100%トヨタであった。
 駅とスタジアムの間には川が流れているのだが、そこに掛かる橋というのがまた随分と立派だった。橋を渡る途中に周囲を眺めると、他にも似たような橋が掛かっていて、眼前のスタジアム以外にも新しい体育館等が見えて、さすがトヨタのお膝元だけはあると思った。以前浦安市の体育館に行った時もあまりに豪華で驚いたが、ディ○ニーからの税金で潤う浦安同様、ここもトヨタで栄えているのを実感した。
 そんなこんなで12時過ぎにようやく着いたのだが、中に入ると想像以上に観易いスタジアムだった。ピッチがスタンドより掘り下げられているので、反対ゴール側もよく分かる。今回はアウェイゴール裏しか行けなかったがスタンドの傾斜が急なので2階席も相当観易そう。代表も予選でここを使ったりしているが、それも分かるわ。

■試合
 名古屋は予想通り闘莉王がCFで中澤、栗原と激しい空中戦を繰り広げていた。頭だけでなくボール捌きも上手いのでFWに専念しても年間15点位取りそう。余談だが、選手入場前の様子が画面に映し出された時、闘莉王は満面の笑みで中澤と談笑してたのだが、この人中澤と中村が本当に好きだよな(笑)中澤も肩を組んだりしてたし、見ていて南アを思い出して少し懐かしかった。
 前半はお互いに同じ位決定機があったがスコアレスで終了。後半は名古屋が押し気味で、マリノスの後半初シュートは20分を過ぎてからだったはず。そして後半40分過ぎに玉田のゴールで先制してこのまま終わるかと思ったんだが、後半ロスタイム4分の4分目が経過しようとするラストプレーで中村がFKを決めて同点に追い付いた。このFKはマリノスの放り込みをダニエルが大きくクリアしようとしたら富澤が体を前に入れて蹴りを体に受けてファールを誘ったもの。守備も安定していたし今日の試合の影のMVPではないかと思う。
 ここ数年中村のFK精度は落ちているなという印象だったんだが、この前の天皇杯といい、今日のこのプレーといい、さすがと言うしかない。FK以外でも体のキレを感じさせるプレーなので、最後にもう一花咲かせて欲しい。

 そうそう名鑑で名古屋の選手のプロフィールを見ていたら、左SB阿部の黒滝SC→フリューゲルスジュニアユースという経歴が目に止まった。黒滝は地元にある3つのクラブの1つなんでもしや地元が一緒かと思ったのだが、菅田の出身らしい。高校は市船で筑波大を経て名古屋という面白い経歴の人だ。