2018年23人枠予想

さて、W杯も終わって新監督も決まり、今月末には新しい代表も発表されるという中で、また4年後のメンバー予想を行ってみたい。
※過去の予想結果
2010年大会:予想 → 結果(的中率12/23)
2014年大会:予想 → 結果(的中率11/23)

2018年ロシアW杯メンバー予想

GK:西川、権田、林(彰)
DF:内田、長友、吉田、酒井(高)、酒井(宏)
   森重、塩谷、植田
MF:本田、香川、山口、齋藤、宇佐美
   柴崎、米本、野津田、南野
FW:岡崎、大迫、久保

【GK】
 川島は4年後も35歳とGKとしてまだまだ一線で続けられる歳ではあるが、ここは西川の正GKを予想、もっと言えばあのキック精度をW杯で見たい。ただそれに続く選手はと言うと年齢、経験を考慮すれば権田が第2GKとは思うが、3人目がなかなか思い当たらない。ブラジル大会の様に第3GKを五輪世代からと言っても現時点のリオ五輪正GK候補の櫛引は清水で出番を失ってしまった。まぁ今後4年でまた活躍するかもしれないし、現在は無名の選手がクラブや五輪で正GK→代表入りというパターンも有るかもしれない。ただ現時点ではJで活躍する中堅世代の誰かから選びたいと言う事で東口、守田等々の名も頭を過ぎったが、ここは個人的に好きな鳥栖の林で。中断前に日産で観た時は数年前に比べてキックが大分上手くなっていたし、何よりあの長身は他の日本人GKに無い特長なので。年齢的にも4年後は31歳と脂が乗っている。

【DF】
 SBは今回の4人と変わらず。国内にも優れたSBはいるが(例えばFC東京の太田、鳥栖の安田など)、この4人は能力に加えて海外でプレーする経験値で圧倒している。五輪世代だと青森山田から明大に行った室屋はメディアで“長友2世”と呼ばれているらしいが、プレーを見た事が無いので何とも。しかも一般推薦で入学した長友と違ってスポーツ推薦なので、サッカー部を辞めてのプロ入りは難しく、プロ入りは最短で2017年になる。その他五輪世代のSBは新潟の川口が今季同じ五輪世代の松原にポジションを奪われ出番が無い状況。
 CBは年齢的にやはり吉田、森重、控えに五輪世代から植田、そしてもしかしたら3バックの可能性も無きにしも非ずと言う事で塩谷をば。

【MF】
 本田を入れるかとても迷ったが、期待込みで選出。コンディションさえ戻ればあれだけ上手い上に点も取れて体も張れる選手はいない。齋藤はドリブラーがあまりいないので原口と迷った末に入れたものの、この前のガンバ戦も遠藤、今野に上手くドリブルを止められていたのが引っ掛かっている。これは(代表で)癖を知り尽くした相手にはドリブルが通じてない、つまり親善試合ならまだしも徹底的に研究されるW杯の舞台では厳しい事を意味しているのではないかなと。得点力という点では原口の方が上回っているし、ヘルタでの活躍如何では代わる可能性もある。
 その他は遠藤の後継者候補で柴崎、守備的MFに米本、後は最近広島で出番が無いがプレースタイルが好きな野津田と南野と言う事で。現代表なら清武もまだ若いのだが、この人はとにかくゴール数を増やさないと厳しいかなと。

【FW】
 4年後は32歳だが、岡崎は日本のクローゼを目指して欲しい。現在代表39点なので、4年後はカズの記録(55点)を越える位に。他のポジションにも言えることだが、新監督がこれまでと同じ布陣を敷くとは限らず、2トップ、3バックの可能性もある中で、万能型の大迫は入っているだろうなと。後はスイスで着実に実績を積んでいる久保で。柿谷は非常に悩んだのだが、この前バーゼルで左MFで起用されたと聞いて少し不安が。この3〜4年で典型的なトップ下タイプからFWに脱皮した中で再び中盤起用になってどうなるのか、という。柿谷が代表に入った理由はやはり「点が取れる」からで、中盤で余程ゴールを量産出来ないと、日本に数多いる“ゴールもアシストもそこそこ決める上手い2列目”の集団に埋没してしまうように思う。

 こうして改めて見返すと、当たり前だが、現時点の情報で選んだに過ぎない無難な顔ぶれ。今回入れるべきか迷った顔ぶれとしては他に
大島、谷口(川崎)、岩波(神戸)、西野(G大阪)守田(新潟)、武藤、河野(FC東京)、長澤(ケルン)、秋野(柏)
など。その他4年でJ1に限らずJ2や大学にいる選手、どこかのユースや高校にいる選手が台頭してくる事と思うが、それを楽しみに。