マリノス戦観戦は先月末の鹿島戦以来3週間ぶりだが、その間ルヴァン杯、天皇杯、国際Aマッチデー期間、リーグのアウェイ戦を挟んだ為、1か月以上空いたかのような感覚。また14時開始と昼開催なのも久々だった。
新潟とのホーム戦は13年の勝てば優勝という試合で0−2で負けた印象がどうしても強くなるが、あの年を除いては殆ど負けた記憶は無く、特に最近は1点差ながら内容的には完勝という試合を続けている。そして今日もそうだった。
新潟はさすが吉田達磨氏と思わせるボールの繋ぎからマリノスを押し込むのだが、最後の精度を欠いたり、甘かったりで点に繋がらない。こういう時は得てしてマリノスがワンチャンで点を取ったりするものなのだが、やはり前半半ば過ぎに左からの金井のクロスを兵藤が上手くトラップして相手DFをかわし、フリーでシュート。これが決まってマリノスが先制。
後半も似たようなものだった。新潟は点を取りに攻め込み結果的に1点取るのだが、マリノスはその隙を突いてカウンターから更に2点を加えた。結果3−1でマリノスの勝利。このカード、というかマリノス自体このスコアは珍しい。
新潟は前節名古屋戦に続いての敗北でいよいよ残留争い本格参入だが、今日の試合を観る限りではサッカーがあまりに綺麗過ぎる印象を受けた。どんな状況でもやり慣れたスタイルを貫くと言う意味では素晴らしいが、そのスタイル自体は1ゴールの重みをあまり感じないとでも言うか、「ボールを支配してチャンスを作れば結果(ゴール数、勝敗)もそれに比例する」とでも言うようなあまりに楽観的過ぎる印象は拭えない。現実は今日のマリノスの様に、ボールを支配され、攻撃時もパスミスでスタンドの溜息を誘うシーンが多々有りつつも、少ないチャンスをものにして3点取って勝つ事がある。今の新潟に必要なのは攻守の最後の粘りや工夫かと思う。綺麗に崩さずとも思いきってミドルシュートを打てばGKが弾いてFWの目の前に転がってくるかもしれないし、マリノスDFに当たってコースが変わって入るかもしれない。また自陣ゴールから離れていても寄せが甘かったらそれがピンチに繋がるかもしれない。往々にしてそういう観た目はラッキーな1得点や地道な守備が、勝点0を1、1を3にするもので、残り5試合それが出来るかどうかという所だな。ちなみにこれをほぼ完璧に遂行しているのが甲府。
今日は試合前に久々にW氏、Y君と会い、観戦仲間某氏が初めて子供を連れてくるなど、昼間の試合らしい一日だった。日産でのホーム戦は残す所10月のルヴァン杯、リーグのガンバ戦のみ。今日はかなり暑かったが、来月はさすがに秋らしい爽快さがあるだろうか。