読書

 ダ・ヴィンチ・コード〈上〉  ローマ人の物語 (1) ― ローマは一日にして成らず(上) (新潮文庫) 
 この2ヶ月間、電車内で暇潰しの道具としていつも本を読んでいた。こんなに本を読んだのは中学、高校時代以来だと思う。自分の読書は推理物、歴史物に偏っており、小説、文学作品にはなかなか興味が湧かない。これまで読んだ中で文学作品と呼べるものは、高校時代に現代文の授業で読んだ(読まされた)漱石の『こころ』のみという貧弱さ。今回読書で暇を潰そうと考えた時、もっと幅広いジャンルを読んでおけばよかったと激しく後悔したものだ。結局この2ヶ月間で読んだのは『ダ・ヴィンチ・コード』と『ローマ人の物語』の2作のみなのだが、いずれも歴史物、推理物好きとしては大変読みやすいテーマだったので助かった。特に、『ローマ人〜』は文庫本で16巻まで刊行されており、まだ完結していないのですっかりはまってしまった。今秋には続編が出るようなので楽しみだ。読書は電車内に限定し、家では読まないようにしていたので、早すぎず、遅すぎず、丁度良いペースで読むことが出来た。おかげで長い電車内も退屈ではなかったし、むしろ楽しささえ感じていた。

 2ヶ月間なんとかやってこれたのも昨日述べた理由があったからだけど、朝、夕の読書が果たした役割もなかなか大きい。これからも続けよう。