雨上がりの良く晴れた日に

 昨晩はカタール国際ユース決勝U−19日本×U−19韓国をネット観戦。結果は0−0からのPK戦を制し、日本優勝。相手が2人退場して圧倒的に攻め込んだのに点が取れなかった事は今後の課題だが、やはり韓国に勝つのは気持ちがイイ。
 試合前、どこかでネット中継やってないかと彷徨って、かの国のTV局に辿り着いたのだが、まさかフリーで生中継見れるとは思わなかった。しかもよく見たら最近行われた韓国A代表の試合もノーカットで流していたし、ネット環境が日本と全く違う事に驚いた。思えば年末のアジアユース予選もネット中継だったし、技術の進歩って凄いな。一昔前はユース代表の親善試合なんて結果だけ見て試合内容を妄想wwするだけだったのに。


 前にも書いたように、このチームは精神的に弱いという評価であったが、あのアジアユース北朝鮮を破ってからとても逞しくなったように思う。簡単に負けないチームになった。中でも槙野(広島)と福元(大分)のセンターバックコンビは鉄壁だな。福元は井原〜森岡〜宮本と受け継がれてきたディフェンスリーダーの系譜を、槙野は秋田〜中澤のハードマーカーの系譜をそれぞれ受継ぐ逸材だと思う。宮本と福元はちょうど10歳違いだが、その間に位置する永田とか増嶋がやや伸び悩んでいるので、ドイツW杯後の新監督がトルシエみたく若手起用が好きなタイプなら、来年には代表入りしているかもしれない。

 是非このチームには日本がまだ手にしていないU−20アジアユースのタイトルを獲って貰いたい。去年からこの世代を追いかけ始めたようなスポーツライター(誰とは言わないが元○悦子とか)にはわからないかもしれないが、この87年生まれ組はU−14から継続的に強化してきた世代である。もちろん14歳からずっと代表に選ばれ続けている選手は多くは無いが、国際経験という点では過去の世代より恵まれてきたのだ。それだけに、一度挫折してから再び這い上がってきた彼らは過去のユース代表より逞しく、勝負強いはずだ。今はまだ黄金世代とか軽々しく言えないが、アジアでタイトルを取って、世界で躍進すれば、自然にそう呼ばれる事だろう。


 試合が終わったのは深夜2時過ぎ。それでも優勝した高揚感で、気分よく眠れた。さらに、朝会社の最寄駅で昨日落とした定期について尋ねると、なんと預かってくれていた!どうやらホームで落としたらしい。駅員なのか、見知らぬ誰かかは分からないが、落ちた定期を届けてくれた人には本当に感謝したい。