長いバカンスの終わりに

 長いGWも今日が最終日という事で、唯でさえ気分が乗らないのに、雨まで降り出してきた。このまま明日からまた仕事か・・・と思いつつ、フットサルをやり、終了後に友人達と飯を食いに行ったのだが、そこで厚い雲は吹き飛ばされた。

 思えば前回のW杯頃、もしくはそれ以前からの付き合いだが、その間は同じ団体の仲間ではあってもそこまで繋がりが強い訳では無かったように思う。人数が多いほど、全員仲良しなんて可能性は低いし、実際楽しい思い出ばかりでは無いしな。だが、往々にして過去は美化されるものだ(苦笑)苦い記憶すら今となっては懐かしい1シーン。良くも悪くもこうした様々な出来事が積み重なったからこそ今があると、ある友人が言っていたが、その通りだな。今は皆それぞれの道に進み、忙しい毎日を送っているからこそ、楽しさも増すのかもしれない。ここ数日はそれを実感した日々だった。

 9日間、いやそれ以前の半分遊びのような研修を含めれば足掛け3週間の長い“バカンス”だった。相当腑抜けになっているんだろうとGW開始当初は予想していたが、最後の数日間で、現状や過去に浸るばかりではない、前向きな気分になれたように思う。友人達と(時には酒を入れつつ)話せて本当にスカッとした。楽しい一時は、それがたまにあるからこそ、そして普段必死に働いてこそ、その楽しさは増すものだ。明日からまた日常に浸かる事にしよう。次の非日常を目指して。