Bundes Liga

 ブンデスはこのままシャルケに突っ走って欲しい所だが、優勝だけではなく、是非来季のCLでもGLを突破して貰いたい。最近はCLで上位を狙える(希望だけは少なくとも持てる)のはバイエルン位で、他は組分けに恵まれたらベスト16が限界。ブレーメンも健闘したけど、数年前にユベントス相手の惜敗といい今季のバルサチェルシー相手の戦いぶりといい、超ビッククラブ相手には“健闘するも、最後は負ける”展開・・・。その他は論外。仮にもブンデスで上位に入ったクラブがCLで1勝も出来ずにGL最下位というのは非常に嘆かわしい。>シャルケ、HSV フランスですらリヨンだけじゃなくリールまでGL突破してるのに。
 原因はおそらく戦術だろうな。ドイツ人のレベル云々という視点は、どこも過半数以上が外国人という現状からも正しくない。つい最近までリベロ(スイーパー)+ストッパーの3バックが基本で4バックやラインディフェンスなど稀だった影響がまだ残ってるのかもしれない。その意味でクリンスマンが代表に4バックを定着させ、結果を残したのは、実はW杯3位という事実以上に価値があるのではないかと密かに思っている。後はクラブシーンでイタリアのサッキみたいな(現役時代に実績の無い)戦術家がインパクトのある結果(上位進出どころではなく、優勝)を残す事が出来れば良いのだが。クリンスマン以外の元代表選手はやはり戦術的には保守的なので、あまりこういう面では期待は出来ない。そういえば闘莉王がガンガン上がりまくる浦和のサッカーも、多少現代風にモデルチェンジはしてるけど、基本は古き良きドイツらしい“リベロの指揮するサッカー”の匂いが漂う。闘莉王鈴木啓太の関係は、そのままザマーとアイルツ(EURO96)、もしくはマテウスブッフバルト(アメリカW杯)に相当する。ランクニックはビッククラブとあまり相性が良くないようなので、ここはマインツのクロップにCL出場を狙えるクラブを率いて欲しい。
 


 まだセリエAが残っているが、ここはもう95%位結果は決まっているのでこの辺りで終わり。