J1第7節 浦和×川崎(埼スタ)


 浦和はホーム不敗神話が続いていたが、今日はそれも途絶えるかな〜という予感はあった。片や年々補強で弱点を補いつつ熟成を重ねたチーム、もう片方は新監督を迎えてようやく方針が定まりつつあるチーム、だし。で結果は川崎が勝ったのだが、浦和が思ったより試合を支配していたのは意外だった。思えばブッフバルトが監督になった年も最初は勝点が思うように伸びなかったんで、今はまだ基礎を形成する時期なんだろうな。そうは言っても支配率の割に決定機自体はそれ程多くは無かったのはワシントン頼みのサッカーがそろそろ限界なのかなと思わせる。今日も彼のポストから永井が抜け出してシュート、という場面があったが、このように周りがワシントンをうまく使って永井や(そろそろ復帰するであろう)田中(達)のゴール数が伸びないと(どちらかが10ゴール以上は決めないと)リーグタイトル防衛は厳しい気がする。
 川崎は後半終わり頃になると次々に選手の足が攣っていたけど、ACLもある中で走り回った選手達を見る度に、このクラブは何て堅実&地に足が付いてるんだろうと思わずにいられない。去年だったら追い付かれてるか逆転されてただろうけど、今年は川島が最後に立ちはだかって抜群の安定感を示していた。川島を名古屋から獲ったのは今季のJのベスト補強だわ。
 TVで川崎×横浜FCを観た時は、その強さは圧倒的だったけど、その川崎ですら今日は限界まで走り回って少ないチャンスをモノにしてやっと勝てた。Jのトップクラス同士のハイレベルな一戦だった。



 試合後は友達と合流してモツ鍋を食いに行った。この店に行って初めてモツを美味いと思えるようになったっていう位の店で、就職していきなり地方に配属になった友人の送別会も兼ねていたこの宴会、この友人が果たして新天地でやっていけるのかはっきり言って心配である。だが、この男は(表向きには)弱音を吐きつつも、結局は何とかしてしまうのだ。そんな不思議な力強さを持った彼の飛躍を望まずにいられようか。これまでの様々な思いが胸に去来する中で、言えるのはただ一つ。

 
 その左足、錆付かせるなよ!!