露情勢

 プーチン氏、大統領返り咲きへ メドべージェフ氏は首相に
 4年前、大統領から首相になった時にも感じた事だけど、この国は最高権力者の名こそ皇帝〜書記長〜大統領と変われど、本質はピョートル大帝とかエカチェリーナ女王とかの時代から変わって無いんだろうな。基本的に1人の君主(指導者)の指揮下で西欧に追い付け追い越せっていう構図はそのまま。ついでに言うと、その西欧がこの国にどこか相容れぬ不気味さを感じながらも、国際情勢の中で付き合わざるを得ないという微妙な距離感も、ナポレオンの時代からビスマルク、両大戦、冷戦を経て今に至るまで変わっていないように思える。
 そんな姿を見て、民主主義では無いと一刀両断するのは容易いのだけれども、経済成長で結果が出ている以上一概にそんな事も言えないのが難しい所なんだよな。どんなつまらんサッカーでも結果が出ていたら声高に解任を言いにくいのと一緒で。逆に言えば結果が出なくなったら(経済が停滞し、国民が食べるのに困り始めたら)一気に体制が崩壊する可能性もあるのだけど。英米の2大政党制こそが唯一無二の理想と考える人には見えない現実なのかもしれないけど、詰まる所各国の体制はそれぞれの背景(歴史)を踏まえた必然性があって、それを変えたければまずその背景を知る事が先に立つのかな、などと歴史好きの独り事をば。

 月曜からフル稼働で勢い余ってしまった。週初からこれは体に良くないので、明日は銭湯行ってゆっくり湯船に浸かりたい気分。