J1第4節 横浜M×FC東京(日産)


 試合終了と同時に等々力を出たら乗り継ぎがよく、1時間も掛からず着いた。今日は本当に寒く、等々力で観てる時は日産で何か汁物でも食って暖まらないと風邪引きそうな勢いだったのだが、着くと夜なのに寒さが大分収まっていた。スタジアムの構造も関係しているのかね。
 今季のマリノス戦は先週の甲府戦以外全て観ているが、今日のFC東京は間違いなく一番強かった。攻撃は前に当ててサイドに展開して、あるいはサイドから中に切り込んで、という形が徹底されており、守備でも危険なエリアでよく体を張っていた。何よりマリノスが苦戦したのは中村に対してしっかり体を当ててチェックしていたのが大きいと思う。今季ここまで厳しく当たられた事は無かった。この選手は技術がある反面、フィジカルで抑え込まれると厳しい(それが徹底的に相手の長所を消しに掛かるW杯で活躍出来なかった理由と思っている。)のだが、そこを上手く突いた形。
 ただそれでもセットプレーというマーク云々関係無いプレーがあるのだが、今日もFKを(壁に当たってコースが変わった運もあったが)決めてしまった。これで3点目だが、毎試合1点はFKやCKで決めてしまうんじゃないかって言う位今の左足は冴えてるな。そしてこのFKで同点に追い付いたすぐ後に右クロスから藤田が合わせ、再度東京が追い付いたあともオフサイドラインギリギリのパスを受けた藤田が決めて3−2と。
 正直得点シーン以外権田を脅かすような決定機は無かったし、FKはともかく後の2点が何故あの場面だけ綺麗に決まったのか謎なんだが(苦笑)、これが好調なチームなのだろうか。3−2なんてマリノスには珍しいスコアといい、逆転→同点→再度突き放すという展開といい、優勝した時以来無かった勢いがあるな。
 結果もそうだが、相手のレベルの高さ含め、(まだ3月だが)今季最高の試合だった。選手では高橋が印象深い。体格を生かした守備と攻撃の起点となるパス出しで貢献していた。大柄ながら足元の技術や俊敏さもあって、ザックが代表に呼び続けるのも納得。