J1第25節 横浜M×柏(日産)


 清水戦から3日後に再び日産スタジアムにて。今日もメンバー、布陣を変え、DFラインは4枚でCFに伊藤、両サイドは仲川、ブマルを置く構成。序盤から相手陣内深く攻め込んでブマルのシュートがバーを叩くシーンもあったが、柏も左のクリスティアーノ、右の伊東に展開してマリノスゴール前まで攻め込むシーンが幾つかあった。伊東のスピードは相変わらずで仕掛けたら2人くらい軽く抜いてしまうのだが、最後の判断に迷いが見られてシュートまで持ち込む場面はあまり無く、本調子では無いようだった。そして前半30分に左のブマルのクロスに伊藤翔が合わせて先制。低めのクロスでGKもキャッチすべく出ていたが、伊藤の足が一瞬早く触れたものだった。伊藤はこういうクロスにニアで合わせるパターンが多いが、その得意な形で決めた。このまま前半終了。
 後半も同じ様な展開だったが、14分に右からのクロスを折り返し、中央の天野が合わせて2点目。この後はマリノスが更に攻勢を強め、柏の最終ラインがボールを持っている時でも積極的にチェックしてパスコースを切ったので、柏はまともにボールを前に運ぶ事も難しくなった。このままでもマリノスはチャンスは生み出せただろうし、このまま2-0で終わらせる事も出来たが、後半27分に柏は久しぶりに前線にボールを運んだその1回のチャンスで1点返した。そこから流れは変わってマリノスが押すのは変わらないものの柏も押し返すシーンが増えていったのだが、2-1となってから約5分後に、柏のCBパク・ジョンスとGK桐畑の連携ミスを突いた伊藤がボールを押し込んで3-1。柏としては凡ミスでの失点だけにショックだったかこれ以降はまたマリノスが押し込むようになり、この時点で試合は事実上決まった。その後は桐畑が味方のバックパスをキャッチしたのでエリア内間接FKという珍しいシーンもありつつ(上記写真)、最後は今日が誕生日だった中町を入れて試合を締めた。マリノス勝利を観るのは7/11の天皇杯以来、リーグ戦となると5/19長崎戦以来という(苦笑)

 マリノスも押してはいたが中盤でのパスミスからピンチを招くシーンも幾つかあり、決して良い出来では無かったが、ここで勝点3を取れたのは大きい。これで柏に勝点で並び得失差で上回って14位浮上。連戦とは言え1つも落とせない試合が続く中でチーム得点王のウーゴを使わなかったのは不思議だったが、伊藤が2点取ったのだから結果オーライだな。上位3チームに3連敗して以降、リーグ戦では

vs湘南 ○1-0
vs名古屋●1-2
vs鹿島 ●0-1
vs神戸 ○2-0
vs清水 ●1-2
vs柏  ○3-1

と3勝3敗。勝った試合で相手に何度もチャンスを作られたり、負けた試合では逆にこちらが何度も好機を作り出したりと要は毎試合どちらに転んでもおかしくない展開。ルヴァン杯の後は日程も楽になるので、少し落ち着くだろうか。
 柏も最近の戦績を見たら見事に●と○が交互に続いているのでマリノスと同じく毎試合五分五分の展開だが、このチームの場合クリスティアーノ&伊東の出来で結果が左右されるのだろう。その依存度は去年~今季序盤~現在と日を追う毎に高まっているように思うが。その中で今日は新加入のCFオルンガがなかなか良いプレー(アシストも記録)だったので、上手く機能すれば浮上出来るかもしれない。

 今日は雨予報だったが試合中は降らず、スタジアムを出ても空が見えていたのだが、大気は不安定だったようで時々空が光っていた。案の定家に帰ってすぐ大雨が。